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「きぼう」での実験

トルコの材料曝露実験サンプルが日本に引き渡されました! ~来年春に「きぼう」で船外実験開始予定!~

最終更新日:2017年11月22日

2017年11月21日、トルコの材料曝露実験サンプルがJAXA筑波宇宙センター(TKSC)において、関係者が見守る中、JAXAに引き渡されました。今後、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送準備を行います。

2016年9月に、JAXAとトルコ共和国 運輸海事通信省(MTMAC)との間で、「きぼう」日本実験棟船外に取り付けられた簡易曝露実験装置(ExHAM)を用いた長期材料曝露実験(2回分)と超小型衛星1機の放出に関する「きぼう」利用の協力合意を締結しました。今回の実験サンプルはその協力合意に基づくもので、すでに第1回の材料曝露実験は2017年4月から実施しており、今回の材料曝露実験は、1回目の実験と交代で2018年度春頃に開始されることになっています。

【第1回実験】日本とトルコ共和国による「きぼう」の船外材料曝露実験が開始されました。

11月21日、実験提案者のイスタンブール工科大学関係者2名が、ハンドキャリーで実験サンプルをTKSCに運び、ExHAMへの搭載に問題がないことをモックアップ等を使って確認しました。

以下の写真は、11月21日、TKSCでの実験サンプル引き渡し確認(EXHAMモックアップとのかみ合わせ確認)で撮影されたものです。

実験サンプルをEXHAMに取り付けるトルコ関係者(出典:JAXA)

確認作業を行うトルコ、JAXA関係者(出典:JAXA)


トルコの実験サンプル(フライト品)(出典:JAXA)


その後、すべての確認作業を終え、実験サンプルがJAXAに引き渡され、確認書がJAXAからトルコ関係者に手渡されました。今後、2018年3月に予定されている米国の補給船での打上げに向け、日本から出荷します。

11月21日、TKSCでの実験サンプル引き渡しにおいて、
引き渡し確認書を受領するJAXAとトルコ関係者(出典:JAXA)

今回の実験は、MTMACが全体調整のもと、インスタンブール工科大学が提案する「宇宙用デバイスに向けた耐放射線シールド材料の検証実験」のサンプルとなります。放射線の照射によるダメージを自己修復する性質を持った材料を「きぼう」のExHAMに取り付け、約1年程度の宇宙放射線環境の曝露を行い、宇宙利用の可能性について検証するものです。

図1 トルコ・イスタンブール工科大学の実験サンプル
(左図:外観、右図:内部)(出典:イスタンブール工科大学)

日本とトルコの「きぼう」利用協力は、日本がアジアの中で唯一の参加国であることを最大にいかして、「きぼう」を通じたアジア地域の宇宙利用技術発展への貢献、将来的な宇宙機関間の互恵的な協力関係の構築を目指すことが期待されます。

 
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