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「きぼう」での実験

「きぼう」利用 簡易曝露実験装置(ExHAM)利用テーマ募集について

最終更新日:2014年4月 1日

国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟を利用して実施する「簡易曝露実験装置(ExHAM)」利用テーマを募集します。

募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

「ExHAM」の概要

ExHAMとは「きぼう」の船外実験プラットフォームを使って、より簡易に材料曝露実験や微粒子捕集実験を行うための装置です。

使用するExHAMは軌道上(高度約400kmのISS軌道)にあるものを利用します。搭載サンプルは船内貨物として打上げ、「きぼう」のエアロックで船内に取り込んだExHAMに取り付け、エアロックを通じて船外に出し、ロボットアームで設置場所まで運んで設置します。一定期間曝露後は、同じくロボットアームとエアロックを使って船内に回収し、搭載サンプルのみを地上に船内貨物として輸送します。船外への設置イメージを、図1及び図2に示します。

ExHAMは、我が国の宇宙産業の国際競争力強化や信頼性向上、科学的なデータ取得等に貢献することを目的としています。また直接宇宙空間に曝露した搭載サンプルを地上に持ち帰り、評価/解析ができることを特徴としています。

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図1. ExHAM1号機と2号機の設置場所(○:その他の取付可能な位置)

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図2. ExHAM 2号機の取り付けイメージ

国際宇宙ステーションが飛行する軌道の環境

高度約400kmのISS軌道の主な特徴は以下の通りです。

環境条件 特徴
①微小重力
  • 10-6Gオーダーの微小重力環境
②大気
  • 10-5Pa程度の真空環境
  • 材料表面を酸化、侵食、汚染する原子状酸素が存在
③プラズマ
  • 帯電・放電の原因、材料の表面破壊や装置の異常動作の原因となる
④電離放射線
  • シングルイベント(半導体内に雑音電流を与える一時的な現象)やトータルドーズ効果(半導体内の結晶等が損傷し長期的に性能劣化が進行する現象)による装置の誤作動
    • 放射線帯粒子:ほとんどが電子(数十keV)と陽子(数MeV)
    • 銀河宇宙線:陽子、ヘリウム、炭素、酸素、鉄等。広いエネルギー範囲(10~1016MeV/核子)
    • 太陽フレア粒子:数~数百MeVのエネルギーを持つ陽子
⑤電磁波
  • 部品・材料劣化、塗料等の変色
⑥メテオロイド

デブリ
  • メテオロイド(彗星や惑星の塵):大半が径0.1mm程度 衝突速度は、平均20km/秒程度
  • 宇宙デブリ(ゴミ):大部分が1cm以下 速度は、平均10km/秒程度

    高度2,000km以下では、10cmを超えるものが11,000個、1~10cmが10万個以上、1cm以下が1,000万個以上
  • 宇宙機の外壁や船外実験装置へ影響
⑦熱
  • 太陽光の直接入射、地球大気からの太陽光の反射(アルベド)、地球からの赤外放射、宇宙背景放射の4種類
  • 熱サイクル(昼夜サイクル)による材料や部品の劣化

募集要項・提出書類

募集要項・提出書類は以下からダウンロードください。

(1) 募集要項 [PDF: 1.54MB]

(2) 提出書類 [Excel: 13.7KB]

募集締切

平成26年3月31日(月) 17時まで

(ただし、社内手続き等で上記締切に間に合わない場合は別途ご相談下さい。)

搭載候補決定の連絡

審査結果は、平成26年4月末を目処にJAXAからの電子メールでご提案者本人に直接お知らせ致します。

その他

実施に際して、ご提案者とJAXAとの間で利用契約(共同研究契約)を締結させていただきます。ご不明な点は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

(1) 共同研究契約書(案) [PDF: 332KB]

書類提出先・お問い合わせ先

提出書類は電子メールに添付し、下記アドレスまで送付ください。また、募集全般に関してご不明な点は遠慮なくお問い合わせ下さい。

JAXA 宇宙環境利用センター ExHAM利用テーマ募集担当 宛

 
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