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「きぼう」での実験

「きぼう」日本実験棟において、植物の成長に係る植物ホルモンを誘導するタンパク質の働きを調べるCsPINs実験の初めのシリーズの実験が終了しました

最終更新日:2011年5月 2日

「きぼう」日本実験棟の細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)を使用して実施する、「植物の重力依存的成長制御を担うオーキシン排出キャリア動態の解析(CsPINs)」(代表研究者:高橋秀幸 東北大学大学院教授)の初めのシリーズの実験が終了しました。


「CsPINs」とは、「オーキシン」と呼ばれる、主に植物の成長を促す作用を持つ植物ホルモンの動きや分布を制御すると考えられるタンパク質群のことです。これらの中で、重力形態形成に関わると考えられている「CsPIN1」と、水分屈性に関わると考えられている「CsPIN5」に着目し、その働きを明らかにするための実験を行いました。CsPINsは、3回のシリーズで合計8回の実験が計画されており、4月29日で2回分が終了しました。

今回行われた第1シリーズの実験は、4月26日(火)午前2時01分から開始され、4月26日(火)~29日(金)の約4日間にわたり行われ、4月29日(金)午前2時02分に終了しました。得られたサンプルは、5月初旬に打ち上げが予定されているスペースシャトル「エンデバー号」(STS-134ミッション)で地上に回収される予定です。これらのタンパク質の働きがわかり、植物の形態形成や根が伸びる方向をコントロールすることができれば、植物栽培技術への貢献や将来の宇宙における植物工場などに利用することができます。

CsPINs実験の詳細はこちらをご覧ください。
CsPINs実験紹介ページ: /kiboexp/theme/second/cspins/


【代表研究者 高橋秀幸 東北大学大学院教授のコメント】

CsPINsの軌道上実験運用は8回の実験(RUN)に分けて行いますが、そのうち2つのRUNが無事に終えて、ホッとしています。おかげさまですべてが順調に進んでおり、大震災で大変な状況にありながら実験を支えてくださっている運用チームの皆様に深く感謝申し上げます。
日本実験棟「きぼう」が、震災からの復興に向けて光を照らすことができるように、頑張ります。

 
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