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「きぼう」での実験

線虫を使った筋肉の増加・減少メカニズムに関する"きぼう"実験の成果が発表されました

最終更新日:2011年4月28日

「きぼう」日本実験棟の細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)を使用して2009年11月20日~11月28日に実施したCERIES実験の目的のひとつであった、「宇宙環境でもRNAi(RNA interference:RNA干渉)は正常に起こるかどうかを検証する」について、CERISEチームの解析結果が発表されます。

線虫 C.elegansの宇宙環境におけるRNA干渉とタンパク質リン酸化
(代表研究者: 東谷篤志 東北大学大学院教授)


チームが選んだ3つの全く異なる遺伝子(線虫に遺伝子組換えした緑色蛍光タンパク質GFP、細胞増殖に必須のタンパク質、筋肉を構成するα-アクチンを分解する分解酵素)のそれぞれに対して、それらの遺伝子発現を抑制させるようなRNAiを施したところ、すべての遺伝子においてRNAi効果(特定の遺伝子発現を抑える効果)が確認されました。このことは、RNAiが宇宙環境においても地上と同様に効果を発揮するということが確認できたことになります。

将来的には、宇宙飛行士の無重力下における筋肉の萎縮を抑える対策のひとつとしての応用展開が期待されます。本研究成果は、PLoS One誌に4月21日付けで受理され、近日中にインターネット上で公開される予定です。

 
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