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「きぼう」での実験

アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)開催

最終更新日:2014年12月 6日

第21回アジア太平洋地域宇宙機関会議が東京江東区国際交流研究大学村にある東京国際交流館において平成26年12月4日と5日に開催されました。本会議に先立ち、「きぼう」利用に関連する2つの分科会が、同地区の日本科学未来館で開催されました。

Kibo-ABCワークショップは9カ国から27名の出席者を集めて12月1日に開かれれました。2012年に発足したKibo-ABCイニシアティブは将来のアジア諸国による宇宙環境利用ミッションの創出を促進することを目標とした予備的なプログラムを推進してきました。出席者は「アジアの種」、「簡易落下実験」、「アジア版宇宙ふしぎ実験」等のKibo-ABCのプログラムの重要性を認識し、これらの活動を継続推進することを提言しました。マレーシア宇宙庁(ANGKASA)は、「アジアの種2013」で得られた経験に基づく新たな植物実験を2015年とそれ以降に実施することを提案しました。植物実験を来年実施すること、および「きぼう」でハーブを育てる「アジアの宇宙ハーブ(AHiS)」ミッションを近い将来に実現することを目指して科学的、技術的観点からの予備検討を開始することが合意されました。

12月2日と3日には宇宙環境利用ワーキンググループ(SEU WG)の年次会合が開催され、10カ国から53人が出席しました。SEU WGの特筆すべき活動として、ANGKASAによる高品質タンパク結晶成長実験やベトナムの超小型衛星「ピコドラゴン」等が挙げられます。「きぼう」の小型衛星放出機構(J-SSOD)を利用した小型衛星打上げ、および2020年までに船内実験室と船外プラットフォームを活用するための研究開発計画の立ち上げが提言されました。航空機によるアジア学生無重力実験の重要性も認識され、その継続も提言されました。

会議では定例の活動報告に加えて、宇宙医学と国際宇宙探査が特別議題に取り上げられました。参加者は宇宙探査が、革新的アイデアを刺激し、スピンオフを生み、新たな事業機会を創出する等の大きな可能性を認識しました。JAXA宇宙飛行士向井千秋博士他は宇宙探査だけではなく地上の社会にも役立つ宇宙医学研究の現状が紹介しました。その中で、「宇宙疫学」のような公衆衛生プログラムの推進には、学際協力と国際協力が不可欠であることが強調されました。アジア諸国がJAXAとの協力を通じて宇宙医学と宇宙探査に参加することが期待されます。


Kibo-ABCワークショップの出席者による記念写真


SEU WGの出席者による記念写真

 
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