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「きぼう」での実験

インドネシアの微小重力研究(きぼうアジア利用推進室)

最終更新日:2014年9月29日

バンドン工科大学の研究チームによる植物の重力応答に関する論文が電子版で公開されました*1。研究チームでは、植物に加わる重力方向を絶えず変化させるための回転台を備えたクリノスタット装置を製作しました。多くの植物は、クリノスタット回転によって微小重力に対するのと類似の応答を示すことが知られています。研究チームはトマトや緑豆の生育と光、水分、重力等の環境要因との関係を解析しました。

また、インドネシア国立宇宙航空研究院宇宙科学センターの技術者は、微小重力下での基本的な物理現象に対する理解の普及を目指して簡易的な落下塔を製作しました。高さ40㎝、幅20㎝、奥行き35㎝のカプセルを4mの高さに吊りあげます。吊り下げていた電磁石を切って、およそ0.87秒間の自由落下中の微小重力の状態を、カプセルに取り付けた高速ビデオ撮影が可能なカメラで記録します。

微小重力は地上の私たちには馴染みの薄いものではありますが、このような活動が科学者や技術者の興味を掻き立てて、アジア太平洋地域での「きぼう」の活用に繋がるものと期待されます。

*1. Swandjaja, L. et al. Trans. Japan Soc. Aeronaut. Space Sci. Aerospace Tech. Japan. Vol. 12 (2014) No. ists29 p. Th_5-Th_10





写真:LAPANの落下塔(提供:LAPAN)

 
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