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2012年12月までに、アジア人宇宙飛行士の延べ9名の個人被ばく線量計測を行い、飛行中の素子の感度測定、吸収線量、線量当量、LET分布の測定を行いました。Crew PADLESで実測した線量結果から、実効線量当量(全身)と組織等価線量(皮膚、骨髄、水晶体、精巣)の計算上の評価を行い、軌道上滞在中の正確な被ばく線量の把握とリスク評価を行います。
2007年10月には、ソユーズ宇宙船で宇宙飛行に参加したマレーシア初の宇宙飛行士のCrew PADLESによる個人被ばく線量計測を行いました。本協力は、マレーシア宇宙庁とJAXAの共同研究として実施されました。同様に、2008年には、「きぼう」組立ミッションを行った土井宇宙飛行士と星出宇宙飛行士、そして韓国人宇宙飛行士の個人被ばく線量計測を行いました。4例の軌道上実証実験を元に、運用手順、リスク評価方法を確立し、2009年から全JAXA宇宙飛行士用線量計として、ISS長期滞在クルーの飛行中の被ばく線量計測を行っています。
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