このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

「きぼう」日本実験棟

運用管制チーム

最終更新日:2017年1月13日
「きぼう」運用管制室で運用を行う

「きぼう」運用管制室で運用を行う

「きぼう」日本実験棟の運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)は、総指揮をとるフライトディレクタと「きぼう」の各システムの専門知識を持つ複数の運用管制員たちからなり、3交代24時間体制で「きぼう」の運用管制を行います。

JFCTは、NASAをはじめとする各国の運用管制員や、ISSに滞在する宇宙飛行士と連携し、手順や計画などに従って「きぼう」のシステム機器や日本の実験装置を監視し、制御コマンドの送信やリアルタイムでの作業進捗を管理します。また、各国の運用管制センターとの調整、緊急事態や不具合への対処も行います。

また、運用と並行して、技量向上のために「きぼう」の実運用と不具合対応などを模擬した運用シミュレーション訓練を実施するとともに、作業計画書の調整や手順書の作成などを行うのも、JFCTの役割です。

運用管制チームの構成・配置

運用管制室におけるJFCTの配置と各運用管制員の役割についてご紹介します。

運用管制チーム ExPO ExPO2 CANSEI FLAT J-COM J-FLIGHT TSUKUBA GC ARIES KIBOTT

*1 ExPO:実験運用管制チームをご覧ください。

「きぼう」日本実験棟 運用管制室

J-FLIGHT
JAXA Flight Director

ジェイ-フライト:フライトディレクタ

新装したMCRでの運用を開始

新装した「きぼう」運用管制室での運用を開始(2016年8月8日)

JFCTを統括しているのがJ-FLIGHTです。
「きぼう」の運用管制に関する全て(「きぼう」運用計画、システム運用、実験運用など)について責任があります。
「きぼう」の運用では、あらかじめ用意した手順や計画にもとづき、各運用管制員や宇宙飛行士に作業指示を出すとともに、刻々と変化する状況に対して、各運用管制員からの報告を基に統合的に判断し、ISS全体の作業指揮をとるNASAのフライトディレクタと連絡を密に行いながら、「きぼう」の運用の指揮をとります。

CANSEI
Control and Network Systems, Electrical Power, and ICS Communication Officer

カンセイ:通信・電力・管制系担当

「きぼう」のコンピュータや通信機器、電力系の機器の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視するとともに、それらのシステムに対する制御を地上から実施します。

FLAT
Fluid and Thermal Officer

フラット:熱・環境・実験支援系担当

「きぼう」内の環境を整える機器や、装置から出る熱を制御する機器の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視するとともに、それらのシステムに対する制御を地上から実施します。

ARIES
Astronaut Related IVA and Equipment Support

アリーズ:船内活動支援担当

軌道上の宇宙飛行士の船内活動(Intra-Vehicular Activity: IVA)を地上から支援したり、船内の機器や物品などの管理を行います。

KIBOTT
Kibo Robotics Team

キボット:ロボティクス・構造・機構系担当

「きぼう」のロボットアーム、エアロック、機構系の運用を行います。
当初、ロボットアームの運用は軌道上の宇宙飛行士が実施していましたが、技術の進歩により、現在はKIBOTTが地上から遠隔操作しています。エアロックとロボットアームの連携によって、小型衛星放出などを実施しています。

J-COM
JEM Communicator

ジェイ-コム:JEM交信担当

「きぼう」内の宇宙飛行士と実際に交信するのがJ-COMです。
「きぼう」内で機器の操作などを行う宇宙飛行士との音声によるコミュニケーションにより、宇宙飛行士と運用管制員の間で情報の橋渡しを行います。
J-COMと宇宙飛行士の交信は英語で行われる一方、「きぼう」運用管制室内での会話や指示はすべて日本語のため、J-COMが英語にして宇宙飛行士に伝えます。

J-PLAN
JAXA Planner

ジェイ-プラン:実運用計画担当

「きぼう」運用の計画を立案します。
宇宙飛行士の作業スケジュールを調整するのもJ-PLANの役割です。
不具合が起きた場合などは、運用計画の変更・調整を行います。

※J-PLANは、運用管制室には入りません。日勤シフトで運用計画室に入り、運用計画の調整を行います。

JEM PAYLOADS
JEM Payload Officer

ジェムペイローズ:ペイロード運用担当

「きぼう」での実験運用が円滑に実施されるよう、NASAも含めた実験実施者の窓口となり、取りまとめを行います。

※JEM PAYLOADSは、運用管制室には入りません。

Tsukuba GC
Tsukuba Ground Controller

ツクバジーシー:JEM地上システム担当

運用管制システム、運用ネットワークシステムなど、「きぼう」の運用に必要な地上設備の運用・管理を行います。

技術支援チーム

JET
JEM Engineering Team

ジェット:システム運用技術支援担当

「きぼう」の開発に携わったメンバーを中心に構成される、「きぼう」の技術支援チームです。JETは、「きぼう」運用管制室のバックルームで「きぼう」の運用をモニタし、JFCTを技術面で支援します。

「きぼう」が設計通りの性能を発揮しているかのデータ評価を行うと共に、「きぼう」の利用拡大を目的とした機能拡張機器の開発検討も進めています。

※JETは、運用管制室には入りません。

JAXA EVA
JAXA Extravehicular Activity

ジャクサイーブイエー:船外活動支援担当

宇宙飛行士の「きぼう」に関わる船外活動(Extra-Vehicular Activity: EVA)時および日本人宇宙飛行士のEVA実施時に、技術面で地上から支援します。

※JAXA EVAは、運用管制室には入りません。

運用管理チーム

OMT
Operations Management Team

オーエムティー:国際間調整担当

「きぼう」の運用においてプログラムレベルでの国際間調整を行うチームです。

筑波宇宙センターおよびNASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて「きぼう」の運用計画、リアルタイム運用に関する情報収集・連絡を担い、国際間での意思決定に関わる調整を行います。

※OMTは、運用管制室には入りません。

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約