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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF7(STS-135)

ミッション内容

最終更新日:2011年07月06日

STS-135(ULF7)ミッションでは、「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)で国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を運搬するとともに、ISSから大量の物資をラファエロに積み込み地上に回収します。その他、人工衛星への燃料補給をデモンストレーションするために開発された実験装置を運びます。

ミッションの内容は、主に以下の通りです。

クルー6名が半年間滞在可能な量の物資を補給

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物資の積み込み作業が行われるラファエロ

今後計画されている米国の商業補給船の実用化が遅れた場合でも、ISS滞在クルー6名が半年間滞在を継続できる量の物資をラファエロに搭載して運びます。

ラファエロは、与圧補給品をISSへ運ぶことを目的として、イタリア宇宙機関(Agenzia Spaziale Italiana: ASI)が開発した3機の多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module: MPLM)のうちの1機です。

今回のミッションでは、より多くの物資を搭載できるよう、ラファエロの改造を行っています。

ラファエロは、「ハーモニー」(第2結合部)の地球側の結合ポートに取り付けられます。

人工衛星の寿命延長を目指した実験装置の運搬

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搭載準備が進められるRRM

ロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置は、ロボット制御による人工衛星への燃料補給のデモンストレーションを目的として開発された装置です。

RRM実験装置を使用して、燃料補給を想定した設計になっていない人工衛星に対する燃料補給技術を検証します。

RRM実験装置は、S3トラス下側のエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)に設置されます。

故障したポンプモジュールの回収

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ポンプモジュール

船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管されている、故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)を回収します。

PMは、ISSの外部能動熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)の冷却ループで使われている、液体アンモニアを循環させるためのポンプです。

ESP-2に保管されているPMは、2010年8月に故障したもので、故障発生時、ISSは半分の排熱能力を失い、電力系統もその影響で半分遮断することになりました。その後の船外活動により新しいPMに交換され、ISSは通常の運用状態に戻りましたが、故障した原因を突き止め、今後の再発を防ぐために今回のミッションで回収します。

JAXAの実験用品の運搬・回収

JAXAの実験試料などをISSへ運搬し、実験の成果を回収します。


飛行スケジュール
船外活動

(写真、画像は全て出典:JAXA/NASA)

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