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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF7(STS-135)

JAXA関係者から寄せられたスペースシャトルの最終飛行へのコメント

最終更新日:2011年6月30日

STS-135(ULF7)ミッションは、スペースシャトル「アトランティス号」による国際宇宙ステーション(ISS)の利用補給フライトであるとともに、NASAのスペースシャトルミッションプログラムの最後を飾るフライトです。

スペースシャトルの最終飛行に寄せられたJAXA関係者からのコメントを紹介します。なお、宇宙飛行士名の後の( )内は搭乗/滞在ミッションです。

ISSプログラムマネージャのコメント

横山哲朗ISSプログラムマネージャ
スペースシャトルの高いサービス能力は、有人宇宙飛行の先達たる米国ゆえに達成できたものでした。宇宙開発競争の時代に生まれ、国際協力のISS組立を果たして退役する、時代を画する大型宇宙往還機でした。
我々は、「きぼう」日本実験棟の組立と利用を通じて多くを学びつつあり、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)による物資輸送で日本の役割の重要性が増しております。米国が民間宇宙機によるISS輸送サービス実現に踏み出した今、日本は次期国際宇宙協力にも目を向ける時期に来たとの思いです。

ISSプログラムマネージャ 横山哲朗


日本人宇宙飛行士からのコメント

毛利 衛
ラストフライト、世界中の人々にあの雄姿と美しい打上げを見て欲しいですね。宇宙に行って帰ってくる最高の乗り心地と積載能力を持ったスペースシャトルの貢献に大感謝です。おかげで私も宇宙実験、地球観測とすばらしく良い仕事をさせてもらえました。後継機に引き継がれず退役するのは残念ですが、その経験をもとに、人類が宇宙へ往還する新しい手段を作り上げることを期待し、支援したいと思います。

毛利衛(STS-47ミッション、STS-99ミッション)


向井 千秋
有人宇宙飛行の大量輸送時代を築いたスペースシャトル計画が終わるのはとても淋しいです。スペースシャトルの宇宙環境利用最盛期に、科学飛行士として、2回の宇宙飛行、2回の交代要員、そして、副ミッションサイエンティストで働いた思い出は、私の生涯の宝です。
今後の宇宙開発は、スペースシャトル計画での科学成果をもとに、ISSを研究や開発のテストベッドとして利用し、月や火星に人類の活動範囲を拡大していくことでしょう。研究や技術開発の成果の地球への還元、国際協力、人材育成、宇宙への夢を通して、「人類のための宇宙開発」を真に推進した計画であったと思います。「仕事場は宇宙!」を可能にしてくれてありがとう!

向井千秋(STS-65ミッション、STS-95ミッション)


土井 隆雄
1981年に初飛行して以来、スペースシャトルは私たちの宇宙への夢を膨らませ続けて来た。日本が有人宇宙開発を始め、宇宙ステーション「きぼう」を実現できたのも、スペースシャトルというすばらしい有人宇宙船のおかげだ。スペースシャトルがその役割を終え退役を迎える今、私たちは新たな有人宇宙船の開発に向かわなければならない。宇宙という新しい世界への進出を人類はまだ始めたばかりだ。宇宙開発は、新しい科学技術の発展に寄与し、人類に新しい産業と活躍の場を与えるだろう。

土井隆雄(STS-87ミッション、STS-123ミッション)


若田 光一
スペースシャトルは宇宙実験、宇宙や地球の観測、人工衛星の放出、修理と回収、ISS建設などの様々なミッションを成功させ、国際協力を通して米国のみならず日本を含む多くの国々の有人宇宙活動を成長させる大きな牽引力としての役割を果たしてくれた優れた能力を持つ宇宙往還システムです。また、2回の大事故を経験し、有人宇宙飛行の難しさと再利用型宇宙機の課題も教えてくれました。スペースシャトルの運用経験を通して人類は宇宙のフロンティアをより安全に且つ経済的に切り拓くための知見を獲得でき、それは世界の有人宇宙活動の更なる発展に役立てられることでしょう。

若田光一(STS-72ミッション、STS-92ミッション、STS-119ミッション、
ISS第18/19/20次長期滞在、STS-127ミッション)


野口 聡一
1981年以来30年にわたり活躍してきたスペースシャトルがいよいよ退役することになりました。「きぼう」日本実験棟の組立などで我々にも馴染みの深い宇宙機の雄姿が見られなくなるのは残念です。私自身も、1回目の宇宙飛行ではスペースシャトルに搭乗したので懐かしさと感謝を感じます。スペースシャトルが育んだ宇宙への夢が、新しい世代の有人宇宙船に引き継がれていくことを期待しましょう。 

野口聡一(STS-114ミッション、ISS第22/23次長期滞在)


古川 聡
6月からISSに長期滞在していますが、これまで欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)2号機(ESA)が離脱したり、プログレス補給船(ロシア)が到着したりとISSへの宇宙船の飛行がひっきりなしに続いています。ここは、本当に宇宙ステーション(駅)だなと感じています。また、最後のスペースシャトルがISSにやってくることを、他のクルーとともに特に楽しみにしています。
スペースシャトルは大容量の荷物と最大7人の宇宙飛行士を宇宙へ運び、かつ地上へ連れ帰ることができます。科学実験のサンプルに関しては、冷蔵冷凍しながら宇宙へ運んだり、地上へ持ち帰ることもできます。今回のSTS-135ミッションでも、私がこの6月から行った植物生育実験や新材料実験のサンプルを冷蔵冷凍しながら地上に持ち帰る予定です。
科学技術の発展に重要な役割を果たしてきたスペースシャトルとNASAに敬意を表するとともにこれからの有人宇宙開発の新しい歴史につながるよう、ISSでの長期滞在を頑張ります。

古川聡(ISS第28/29次長期滞在中)


星出 彰彦
ひとつの時代が終わることに、寂しさを感じます。日本の有人宇宙活動にとっても、「ふわっと92」からISSまで大きな役割を担ってくれました。人やモノを宇宙に往還するシステムを確立した点では、ガガーリンの宇宙初飛行やアポロの月面着陸以上の貢献をしたのではないでしょうか。私自身、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗できたことを幸運に思いますが、スペースシャトル運用を通じて得られた知見・経験を、引き続き日本の宇宙開発にも生かして行きたいと思います。

星出彰彦(STS-124ミッション)


山崎 直子
30年間にわたり有人宇宙飛行を支えてくれたスペースシャトル、および関係者の皆様に、お疲れさまと感謝の意を述べたいと思います。日本人も7名、合計12回スペースシャトルに搭乗し、私は日本人最後のスペースシャトル乗組員となりました。その間、日本としても、有人宇宙飛行の技術を蓄積し、国際的な信頼を高めてきました。私自身、昨年、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるISSの組立・補給ミッションを完遂し、先輩から引き継いだバトンを、次へ繋ぐことが出来たことを嬉しく思っています。スペースシャトルから得られた知見を生かし、今後、新しい局面を迎えていく有人宇宙開発が、より身近に地球上の生活にも還元されていくよう、心より祈念しています。

山崎直子(STS-131ミッション)


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