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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF6(STS-134)

アルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)

最終更新日:2011年01月06日
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打上げに向けて準備が行われるAMS-02

アルファ磁気スペクトロメータ(Alpha Magnetic Spectrometer: AMS-02)は、米国エネルギー省が指揮をとり、世界16カ国、56機関から構成される国際的なチームで運用される最新技術を結集した素粒子検出器です。

ISS最大の科学観測装置となるAMS-02は、ISSのS3トラス上部に設置され、宇宙の反物質、および暗黒物質(ダークマター)を探索するために宇宙空間を観測します。

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S3トラス上に設置されたAMS-02のイメージ

宇宙では、我々が知っている物質はわずか5%以下の存在であり、約23%はダークマター、残り約72%はダークエネルギーで構成されています。AMS-02は永久磁石(ネオジム磁石)を搭載しており、強力な磁場により宇宙線を検出器の中心部に導き、宇宙線の組成やゆらぎなどの精密なデータを集めることで反物質やダークマターの証拠を探します。

AMSは、深宇宙からの高エネルギー粒子を直接集められるため、地上の加速器よりもはるかに高いエネルギー粒子を検知できます。CERN(欧州原子核研究機構)の大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider: LHC)は、7テラ電子ボルト(7TeV)のエネルギー粒子同士を正面衝突させることができますが、宇宙線の場合、1億テラ電子ボルト以上のエネルギーを得ることができます。

AMS-02のCGイメージ
AMS-02の主要諸元
項目
質量 6,918kg
体積 64m3
消費電力 2.5kW
ダウンリンクデータ 平均2Mbps
(7GbpsのデータをAMS-02上で処理し、平均2Mbpsのデータ量に圧縮)
磁石質量 1,200kg
磁場強度 1,250ガウス(地磁場の4,000倍以上)

(画像・映像は全て出典:JAXA/NASA)

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