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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF6(STS-134)

第2回船外活動

最終更新日:2011年4月27日
船外活動を担当するフューステル(左)、フィンク(右)両宇宙飛行士

実施日:飛行7日目
担当:アンドリュー・フューステル(左)、マイケル・フィンク(右)両宇宙飛行士

P6トラスの太陽電池パドル熱制御システム(PVTCS)へのアンモニア充填作業

P6トラスの太陽電池パドル熱制御システム(Photovoltaic Thermal Control System: PVTCS)に、P1トラスのアンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)からアンモニアを送れるように配管を接続し、アンモニアの充填作業を行います。

充填作業終了後は、配管内に残留しているアンモニアをベントツールを使用して外部へ排出し、充填作業のために接続した配管を元の場所に戻します。

アンモニア流体配管の着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)部(左)とアンモニアを排出するためのベントツール(右)

アンモニア流体配管の着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)部(左)と
アンモニアを排出するためのベントツール(右)

左舷側の太陽電池パドル回転機構(SARJ)の潤滑作業

SARJの潤滑作業の様子(STS-126(ULF2)ミッション)

SARJの潤滑作業の様子(STS-126(ULF2)ミッション)

2007年9月に、S3トラスの右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)回転時に摩擦が増加していることが確認されたため、2007年10月のSTS-120(10A)ミッションでこのSARJを点検したところ、リング面の摩擦による傷と金属粉が確認されました。

以降、右舷側SARJの使用を限定し、その後のミッションにおける船外活動で、原因究明に向けた点検や復旧に向けた試験が行われました。その結果をもとに、2008年11月のSTS-126(ULF2)ミッションで、部品の交換作業、クリーニングおよび潤滑作業が行われ、右舷側SARJは機能を回復しました。

STS-126(ULF2)ミッションでは、右舷側SARJの不具合を受けて、左舷側SARJでも金属磨耗を予防するために潤滑作業が実施されました。今回は左舷側SARJでの2回目の潤滑作業になります。

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)のカメラへのレンズカバーの装着

カメラのレンズの前に装着するカバー

カメラのレンズの前に装着するカバー

外部カメラのレンズの前に装着するカバーを、デクスターのカメラに取り付けます。

このカバーは、宇宙機のスラスタ噴射時の噴射物による汚染から、カメラのレンズを保護するものです。レンズが汚染されると、カメラ全体の交換が必要となりますが、カバーを装着することで、カバーのみの交換で対応できるようになります。

デクスターのエンドエフェクタ (LEE)の潤滑作業

デクスターのエンドエフェクタ (Latching End Effector: LEE)の潤滑を行います。

過去に、別のロボットアームにおいて、ロボットアームの先端で対象物を把持する際に使用するLEEの3本のスネアケーブルが潤滑不良でS字状にねじれて戻りにくくなったことがあり、これを予防するため、順次LEEの潤滑を実施することになりました。今回の船外活動では、デクスターのLEEの潤滑を行います。

デクスターのLEE

デクスターのLEE

(特に断りの無い限り、写真、画像は出典:JAXA/NASA)

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