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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#23

最終更新日:2006年7月16日

2006年7月15日(土)午後5時00分(米国中部夏時間)
2006年7月16日(日)午前7時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」は、11日前の打上げ時よりもひとり少ない6人のクルーを乗せて、故郷へ向かっています。

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士であるトーマス・ライターを国際宇宙ステーション(ISS)の第13次長期滞在クルーの一員としてISSへ届けたことが、2回目のスペースシャトル飛行再開ミッションである今回のミッションで達成された大きな目的のひとつです。現在ディスカバリー号は、米国中部夏時間7月17日午前8時14分(日本時間7月17日午後10時14分)にフロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。

ディスカバリー号のクルーは、ライターとISSの第13次長期滞在クルーであるコマンダーのバベル・ビノグラドフとフライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズに別れを告げ、その後、ディスカバリー号のコマンダーであるスティーブン・リンゼイとパイロットのマーク・ケリーは、7月15日午前3時15分(同7月15日午後5時15分)にディスカバリー号とISS間のハッチが閉まったことを報告しました。マイケル・フォッサムとピアース・セラーズがドッキングシステム(Orbiter Docking System: ODS)のハッチの窓にセンターライン・カメラを取り付けている間に、リサ・ノワックとステファニー・ウィルソンは、ドッキングポートの気密チェックを行いました。

ディスカバリー号は、ケリーの操縦により7月15日午前5時8分(同7月15日午後7時8分)にISSとのドッキングを解除し、ばねの力でISSから離れました。ケリーは、ディスカバリー号を400フィート(約122m)ほどISSから離し、そこでISSから離れるためにスラスタの噴射を行いました。ドッキング解除から50分後にISSの上後方で行なわれた2度目の噴射により、現在ディスカバリー号はISSの後方約46マイル(約74km)付近を徐々に距離を離しながら飛行しています。7月17日朝(同7月17日夜)に軌道離脱のための噴射を行うまで、ディスカバリー号はエンジン噴射を行う予定はありません。

ディスカバリー号がISSから離れた後、ディスカバリー号のクルーはスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、右翼とノーズキャップの耐熱シールドを、軌道上のデブリによる損傷がないか確認するため入念に検査しました。左翼についても同様の検査が昨日行われました。ノーズキャップの検査が完了した後、OBSSはペイロードベイ(貨物室)の右舷の設置場所に格納され、SRMSの電源も落とされました。

ミッションマネージャたちは、ISSからの分離前後に行ったディスカバリー号の耐熱シールド検査のデータを評価しており、現在のところ懸念事項は見つかっておらず、解析は続いています。ディスカバリー号の軌道離脱噴射は7月17日午前7時7分(同7月17日午後9時7分)に予定されています。これは、7月17日に2回あるKSCへの着陸機会の内、1回目の着陸機会で行う軌道離脱噴射の時間です。2回目の着陸機会では、7月17日午前8時43分(同7月17日午後10時43分)に軌道離脱噴射が行われ、7月17日午前9時50分(同7月17日午後11時50分)に着陸となります。次のSTS-121ステータスレポートは、7月16日朝(同7月16日夜)に発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-23.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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