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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#15

最終更新日:2006年7月12日

2006年7月11日(火)午後5時00分(米国中部夏時間)
2006年7月12日(水)午前7時00分(日本時間)

第2回と第3回船外活動の谷間となった本日、スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、ディスカバリー号の帰還に向けて「レオナルド」(多目的補給モジュール1)への物資の搬入作業を中心に行いました。また、第3回船外活動の手順確認も行いました。第3回船外活動は、米国中部夏時間7月12日午前6時13分(日本時間7月12日午後8時13分)に開始する予定です。

第13次長期滞在クルーのコマンダーであるパベル・ビノグラドフは、フライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズおよびトーマス・ライターと共に、ほぼ一日中ISSで不要となった物資を、「ユニティ」(結合モジュール1)に結合しているレオナルドに搬入する作業を行いました。レオナルドには4,400ポンド(約1,996kg)近い実験サンプルや不要となったハードウェア、その他の不要品が積み込まれる予定で、その後7月14日にディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に再び搭載される予定です。

ISSに運ばれた7,400ポンド(約3,356kg)以上の補給物資の中には、微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)用の新しい窓と窓の密封シールも含まれていました。MSGは、欧州宇宙機関(ESA)が開発したもので、流体、火炎、微粒子、ガスなどを伴う実験を行うことができる密閉された実験空間です。先週ディスカバリー号でISSに到着したESAの宇宙飛行士ライターは、本日、新しい窓と密封シールをMSGに取り付けました。MSGの運用を再開するためにはさらに作業が必要で、これはディスカバリー号のミッションが終了した後に予定されています。

ディスカバリー号のミッション・スペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)であるピアース・セラーズとマイク・フォッサムは、ほぼ一日かけて第3回船外活動で使用する宇宙服や工具の準備を行いました。船外活動クルーであるふたりは、今回のミッション中、2度の船外活動を行い、既に14時間18分を船外で過ごしています。6時間30分を予定している第3回船外活動では、主にNOAX(Non-Oxide Adhesive Experimental、ノーアックス)と呼ばれる補修剤を使用した強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)パネルの修理方法の検証と、RCCの目に見えない損傷を検知するために使う赤外線カメラの性能試験を行う予定です。RCCパネルは、スペースシャトルの翼前縁部に使用されています。

7月11日午前7時18分(同7月11日午後9時18分)、セラーズとフォッサムは、パイロットのマーク・ケリーとMSのリサ・ノワックとステファニー・ウィルソンと共に、Associate PressとUSA Todayの記者からのインタビューに応え、今回のミッションについて話しました。

次のSTS-121ステータスレポートは、7月12日の朝(同7月12日夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-15.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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