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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#09

最終更新日:2006年7月10日

2006年7月8日(土)午後6時00分(米国中部夏時間)
2006年7月9日(日)午前8時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、7時間31分に及ぶ長時間の船外活動を行い、国際宇宙ステーション(ISS)のモービルトランスポータ(台車:MT)を復旧させる準備と、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)の試験を行いました。一方、別のクルーは新しい酸素生成システムや冷凍冷蔵庫をISSへ運び込みました。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のピアース・セラーズ、マイケル・フォッサムは、米国中部夏時間7月8日午前8時17分(日本時間7月8日午後10時17分)に、宇宙服の電源を内蔵の電池に切り替え、船外活動を開始しました。ふたりは工具やセイフティ・テザーを準備した後、S0(エスゼロ)トラスへ移動し、切断されていない方の電力供給/データ/ビデオ伝送用のTUS(Trailing Umbilical System:TUS)1ケーブルを保護するため、インタフェース・アンビリカル部(Interface Umbilical Assembly: IUA)に刃の誤作動を防ぐ装置を取り付けました。その次に、TUS1ケーブルがこのIUAを経由するように配線しなおしました。この作業は、7月10日の船外活動時に、切断されているTUS2ケーブルを交換する作業に備えて、MTを移動できるようにするために行われました。

船外活動の残りの時間では、宇宙飛行士が船外活動でオービタの損傷箇所を修復する事に備えて、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)でOBSSを把持して、足場として利用する場合の安定性確認試験が行われました。セラーズは、OBSSに取り付けたフット・レストレイント(足場)に乗りました。このOBSS上の足場からペイロードベイ(貨物室)にあるSRMSの付け根まで約100フィート(約30m)の距離があります。そして、OBSSの先端で動くことによって発生する力に対するSRMSとOBSSの挙動を調べるため、あらかじめ決められた動作を行いました。フォッサムはペイロードベイ内で、SRMSとOBSSの動きを近くから観測し、結果を報告しました。

次の試験では、フォッサムもセラーズと共にOBSSの先端に乗り、フット・レストレイント(足場)の下に設置された荷重計による測定が行われました。最後の試験では、ロボットアームに乗ったフォッサムが、P1トラスの先端を押すことができる位置まで移動し、試験を行いました。

赤いストライプの入った宇宙服を着用したセラーズと、白い宇宙服を着用したフォッサムは、ISSに戻り、7月8日午後3時48分(同7月9日午前5時48分)にエアロックの与圧を開始し、ミッション中に予定されている3回の船外活動の第1回目を終えました。今回の船外活動は、セラーズにとっては4回目、フォッサムにとっては初めての船外活動となりました。

パイロットのマーク・ケリーは、船内活動(Intra-Vehicular Activity: IVA)クルーとして、船外活動の進行役を行い、ヒューストンのミッション・コントロール・センターからの情報を中継しました。一方、MSのリサ・ノワックとステファニー・ウィルソンおよび第13次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるジェフリー・ウィリアムズはSRMSを操作しました。また、ディスカバリー号のコマンダーであるスティーブン・リンゼイは、水をISSへ移送する作業をしながら、船外活動をモニタしていました。

船外活動が行われている間、ISSの第13次長期滞在クルーのコマンダーであるパベル・ビノグラドフと、フライトエンジニアのトーマス・ライターは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)からの荷下ろしを行いました。本日の作業では、今後数ヶ月かけて「デスティニー」(米国実験棟)に設置される予定の酸素生成システム(Oxygen Generation System: OGS)と、地上へ持ち帰る実験試料や、実験棟で使う補給品などを低温で保管するための冷凍冷蔵庫(Minus Eighty Degree Laboratory Freezer for ISS: MELFI)などをISSに移送しました。

7月9日はレオナルドからISSへの物品の移送作業を中心とする予定です。また、7月10日午前7時13分(同7月10日午後9時13分)から第2回船外活動が予定されています。

また本日、ミッション・マネージャ達は、ディスカバリー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)について、技術者による詳細な検証が行われていた箇所のうち、1箇所を除く全てについて、帰還のための再突入に問題はないと報告しました。オービタ・プロジェクト・オフィス・マネージャ(Orbiter Project Office Manager)のスティーブン・パウロスによれば、残りの1箇所である外部燃料タンク(External Tank: ET)とオービタとの接続部であるアンビリカル・ドアの近くに見られる突出したギャップフィラー(gap filler)については、さらに解析が必要とのことです。見通しは明るいものの、画像分析担当者達は8日の夜を徹して作業を行い、詳細な検証作業を終わらせる予定とのことです。

全体として、ディスカバリー号のTPSには比較的“へこみ(dings)”は少なく、ミッション・マネジメント・チーム(Mission Management Team: MMT)のジョン・シャノン議長は、耐熱シールドの損傷の程度については、非常に“きれい(cleanest)”であると話しました。

次のSTS-121ステータスレポートは、7月9日早朝(同7月9日夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-09.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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