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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#06

最終更新日:2006年7月8日

2006年7月7日(金)午前4時00分(米国中部夏時間)
2006年7月7日(金)午後6時00分(日本時間)

7月6日に国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを成功させた後、STS-121ミッションは、7,000ポンド(約3,175kg)を超える物資の荷下ろし作業、継続して行うスペースシャトルの検査、および第1回船外活動の準備に重点が置かれています。

本日最初の作業は、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に搭載されている「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を、ISSの「ユニティ」(結合モジュール1)に取り付ける作業です。ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のリサ・ノワック、ステファニー・ウィルソン、マイケル・フォッサム、およびピアース・セラーズは、パイロットのマーク・ケリーの支援を受けながら、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を使ってレオナルドを移動させる予定です。

レオナルドのISSへの結合が終了するとすぐに、スペースシャトルのコマンダーであるスティーブン・リンゼイと、新しくISSの第13次長期滞在クルーの一員となったフライトエンジニアのトーマス・ライターが気密のチェックを行い、レオナルドに入室する予定です。ウィルソンが物資の搬入作業の指揮をとり、この作業は7月13日まで続く予定です。

その後、ケリー、ノワック、およびウィルソンが、スペースシャトルのロボットアームとセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、オービタの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の追加検査を行う予定です。最初の点検でスキャン検査が抜けていたノーズキャップの特定の数箇所とディスカバリー号の底部から突出しているように見えるギャップフィラー(gap fillers)2箇所が検査の対象です。また、ディスカバリー号の機首近辺の繊維片についてもより詳細な点検を行います。

フォッサムとセラーズは、7月8日に予定されている船外活動の準備を行います。ふたりは船外活動のために工具と米国の「クエスト」(エアロック)の設定を行います。船外活動では、ISSのモービルトランスポータ(台車:MT)の修理と、船外活動中の宇宙飛行士を支えるOBSSの足場安定性試験を行います。この試験の結果は、今後の飛行でTPSの検査や必要に応じて修理を行う際にOBSSの利用が可能かどうかを、技術者が判断するのに役立ちます。

本日の終わりに、クルーは船外活動の手順を再確認する時間を取っています。

フライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズとコマンダーのパベル・ビノグラドフを含む、新たに人数が増えたISSの長期滞在クルーは、スペースシャトルのクルーとともに作業を行い、物資の移送作業とロボットアームの操作を支援する予定です。

ディスカバリー号とISSのクルーの一部は、ジャーナリストのインタビューを受ける予定です。リンゼイとケリーは午前中に、CBS、Fox、ABC、およびNational Public Radioの記者のインタビューを受けます。本日の終わりごろに、ISS長期滞在クルーが、CNN、CBS News、およびAssociated Pressのインタビューを受けます。

スペースシャトルのクルーは、米国中部夏時間7月7日午前2時14分(日本時間7月7日午後4時14分)に初飛行のリサ・ノワックのためにかけられた、Beatlesの”Good Day Sunshine”という曲で起床しました。その30分後、ISS第13次長期滞在クルーも、いつもの目覚まし音で起床しました。

次のSTS-121ステータスレポートは、7月7日の夕方(同7月8日朝)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-06.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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