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NASAステータスレポート

飛行9日目(2)
STS-111NASAステータスレポート#18
ジョンソン宇宙センター
2002年 6月13日(木)午後7時(米国中部夏時間)
2002年 6月14日(金)午前9時(日本時間)



本日、エンデバー号の宇宙飛行士フランクリン・チャン-ディアズとフィリップ・ペリンは7時間17分に及ぶ船外活動を実施し、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームの手首のロール関節を交換することに成功しました。その結果ロボットアームの機能は完全に回復しました。

エンデバー号の中からパイロットのポール・ロックハートが船外活動の指揮をとり、米国中部夏時間6月13日午前10時16分(日本時間6月14日午前0時16分)にチャン-ディアズとペリンはISSのエアロック「クエスト」から船外に出ました。コマンダーのケネス・コックレルはエンデバー号のロボットアームを使用し、船外活動の状況をテレビ撮影しました。

初めに、チャン-ディアズとペリンはロボットアーム「カナダアーム2」の手であるエンドエフェクタを取り外し、「デスティニー」(米国実験棟)のハンドレールに取り付けました。次に手首のロール関節とヨー関節を接続している6本のボルトと、電力・データ・ビデオケーブル(アンビリカル)を結合しているボルトをゆるめ ました。ペリンは不具合のあるロール関節を貨物室に運び、交換用に用意した新しい関節の隣に仮置きしました。

ペリンはエンデバー号の貨物室内で交換用の関節をキャリアに固定している6個の留め具を外し、チャン-ディアズが待ち受けているカナダアーム2のところに運びました。ロボットアームの先端で新しいロール関節と手首のヨー関節との位置あわせをしてから、ふたりは6本のボルトを締め付けて新しい関節をアームに取り付け、最後に電力・データ・ビデオ配線を結合するボルトを締め付けました。そして把持用のエンドエフェクタを元どおりに取り付けてからカナダアーム2の電源を再びオンにしました。不具合のある関節は地球に持ち帰るため、貨物室内のキャリアに固定しました。

新しい関節の取り付けが完了すると、エンデバー号の宇宙飛行士ダニエル・バーシュと第5次長期滞在クルーコマンダーのワレリー・コルズンは、デスティニー内の操作卓からロボットアームを点検しました。6月13日午後3時43分(同6月14日午前5時43分)に、ISSのロボットアームの機能は完全に復旧しました。

本日の船外活動で使用した工具の所在を確認した後、ペリンとチャン-ディアズはクエストに戻りました。エアロックの再加圧は6月13日午後5時33分(同6月14日午前7時33分)に開始され、この時点で船外活動は終了しました。この船外活動はISSの組立や保守のために実施したものとしては41回目、STS-111の3回目の船外活動であり、これでSTS-111の船外活動の合計時間は19時間31分となりました。

この次のステータスレポートは6月14日午前(同6月14日午後)、または何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-18.html
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最終更新日:2002年 6月 17日

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