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NASAステータスレポート

飛行11日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#20
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月15日(土)午前 5時30分(米国中部標準時間)
2001年 12月15日(土)午後 8時30分(日本時間)



エンデバー号と国際宇宙ステーション(ISS)の10名のクルーは、ISSからのエンデバー号の離脱に備えて米国中部標準時間12月15日午前7時30分(日本時間12月15日午後10時30分)に両宇宙機の間のハッチを閉鎖する予定ですが、その前にお別れの挨拶を行う予定です。

エンデバー号は、8月10日にISSに向けて打ち上げられてISSに滞在していた第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)を連れて帰還します。第3次長期滞在クルーを乗せて帰還する他に、エンデバー号は新しい滞在クルーと約3トンにおよぶ補給品や実験装置をISSに運びました。新しい滞在クルーである第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツ)は、ISSに5月まで滞在する予定です。

エンデバー号の宇宙飛行士達は、宇宙滞在11日目となる米国中部標準時間の午前4時17分(同午後7時17分)に、パイロットのマーク・ケリーに家族から送られたアラン・ジャクソンの歌「どこから来たのか(Where I Come From)」で起床しました。

夜の間に、フライトコントローラ達は、もう1回ISSのリブーストを行うことを決めました。これにより、ISSの軌道高度を約3/4マイル(約1.2km)上昇させる予定です。金曜日にフライトコントローラ達は、米国宇宙司令部(U.S. Space Command)から、ロシアが1970年代に打ち上げたロケットの使用済み上段ロケットがISSの3マイル(約4.8km)以内を通過する可能性があるとの連絡を受けました。本日予定されているこのリブーストは、午前8時55分(同午後11時55分)から開始され、エンデバー号の小型のジェットを約20分間噴射する予定です。これにより、この宇宙デブリはISSから40マイル(約64km)以上離れたところを通過することになります。

ケリーの操縦により、エンデバー号はISSから午前10時37分(同12月16日午前1時37分)に分離する予定です。これにより、1週間以上続いたドッキング運用が終了します。本日予定されているリブーストで余分な推進剤を使用するため、エンデバー号は分離後にISSの周囲を完全に1周回するフライアラウンドは行わず、ISSの周囲を1/4周回するフライアラウンドに変更する予定です。午前11時20分(同同12月16日午前2時20分)にISSの真上400フィート(約122m)の位置から最後の離脱のための噴射を行い、ISSから離れていく予定です

昨日、新しいコンプレッサーと交換して整備されたロシアのズヴェズダ(サービスモジュール)の空調機器を含めて、ISS上の全システムは正常に動作しています。このエアコンは、昨晩テストされ、正常に機能しています。

STS-108と第3次長期滞在クルーのメンバ達は、今日の午後、ミッションの進捗状況について、サンフランシスコのKGO-TV、Foxニュースネットワーク、アソシエイト・プレス(AP)からインタビューを受ける予定です。インタビューの状況は今日の午後3時9分(同12月16日午前6時9分)からNASA TVで放映される予定です。クルーは、月曜日(日本時間の火曜日)に予定されている着陸に先立ち、本日は数時間の自由時間も楽しむ予定です。

ケネディ宇宙センタ(KSC)への帰還は、米国中部標準時間12月17日午前11時55分(月)(同12月18日午前2時55分)の予定です。現時点での気象予測では、着陸用の滑走路から30ノーチカルマイル(約55.5km)以内で雷を伴う嵐や断続的な雲が生じる可能性が考えられています。

次のステータスレポートは12月15日午後6時(同12月16日午前9時)、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-20.html
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最終更新日:2001年 12月 17日

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