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国際宇宙ステーション

STS-134 NASAステータスレポート#09

最終更新日:2011年5月23日
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2011年5月20日(金) 午後4時30分(米国中部夏時間)
2011年5月21日(土) 午前6時30分(日本時間)

スペースシャトル「エンデバー号」の宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)で6時間19分にわたる船外活動を実施し、材料曝露実験装置の回収、新しい材料曝露実験装置の取り付け、アンテナの設置を行いました。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のアンドリュー・フューステルとグレゴリー・シャミトフは、ISSのS3トラスへの照明の取り付け、冷却ループにアンモニアを補充するための装置の準備、太陽電池パドル回転機構(Solar Array Rotary Joint: SARJ)へのカバーの取り付けなども行いました。

MSのマイケル・フィンクは船外活動クルーの作業を船内から誘導しました。4回の船外活動を経験している船外活動のベテランであるNASAのスティーブン・スワンソン宇宙飛行士が、ミッションコントロールセンター(MCC)のISS飛行管制室で船外活動中のCAPCOM(キャプコム)を務めました。エンデバー号のコマンダーであるマーク・ケリーは、船外活動中、写真およびビデオ撮影を担当しました。

最初にフューステルとシャミトフは、材料曝露実験装置7A/7B(Materials International Space Station Experiment: MISSE-7A/7B)を回収するため、ISSトラス上のエクスプレス補給キャリア2(Express Logistics Carrier 2: ELC-2)から電力ケーブルと固定具を取り外しました。このスーツケースのような形状の、中を開けてたくさんの小型サンプルを宇宙の極限環境に曝露する装置は、2009年11月のSTS-129ミッション中に設置されたものでした。

フューステルは、MISSE-7A/7Bを取り外した場所に新しいMISSE-8を取り付けて接続しました。その間に、シャミトフは照明1台をISSのS3トラスに設置する作業に移りました。その後、フューステルとシャミトフは右舷側SARJへのカバーの取り付け作業を行いました。SARJは太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を回転させて太陽の方向を追尾させるものです。

彼らはジャンパ配線の設置作業を一緒に行い、別のループから窒素を排出させました。この作業は、フューステルとフィンクが実施する次の第2回船外活動で、P6トラスの太陽電池用冷却ループにアンモニアを補充する準備として実施されました。P6トラスの太陽電池用冷却ループのアンモニアは少しずつ漏れが生じていました。

フューステルとシャミトフは、この船外活動において最も大変な作業である外部ワイヤレス通信システム(External Wireless Communication System)のアンテナの設置作業に移りました。このアンテナはハンドレール2個に付けられています。シャミトフはこれらのハンドレールを「デスティニー」(米国実験棟)外部に設置し、フューステルはケーブルをひいてきました。2名のクルーはこのケーブルを接続する作業を一緒に行いました。

シャミトフの宇宙服の二酸化炭素レベルセンサに異常が示されたため、船外活動の後半の作業は変更されました。シャミトフが早めにエアロックに戻れるよう、ケーブル接続部にアクセスするための微小隕石(MMOD)シールドの取り外し作業や、いくつかのケーブル敷設作業は保留となりました。

シャミトフの宇宙服の二酸化炭素レベルが上昇した兆しはありませんでしたが、センサからの情報が喪失していたため、飛行管制官は慎重な判断を下しました。

船外活動は、米国中部夏時間5月20日午前8時29分(日本時間5月20日午後10時29分)、予定より少し早めに終了しました。

5月20日の船外活動はフューステルにとって4回目、シャミトフにとって初めての船外活動でした。ISS組み立て・保守に係わる船外活動としては156回目、米国の宇宙飛行士による船外活動としては245回目でした。

パイロットのグレゴリーH.ジョンソン、MSのロベルト・ビットーリは、船外活動が行われている間、装置や補給物資をエンデバー号のミッドデッキからISSに移送する作業を行いました。

ミッションマネージメントチームは、5月21日午前中に、エンデバー号の底面の損傷部1箇所について詳細検査を行うことを決定しました。この場所は、右舷側主脚のドアと、外部燃料タンク(External Tank: ET)の接続部であるアンビリカル・ドアの中間に位置しています。

スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SMRS)を使用して、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を翼の横を通過させて下側に移動させ、損傷部から約7フィート(約2m)の距離まで近づけて、デジタル写真の撮影3回とレーザースキャニングの取得2回を行う予定です。

一方、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)は、エンデバー号の反対側にまわり、機体とSRMSの間隔を確認するために、機体の底部がよく見える場所からビデオ映像を撮影する予定です。

専門家はこのデータを用いて3Dイメージを作成し、どこまでむき出しになっていてどのくらいの深さかを確認して損傷の程度を測り、再突入の際にどのような影響があるかを解析する予定です。

エンデバー号のその他の耐熱シールドの打ち上げ・上昇時のデブリによる損傷箇所は、再突入には問題ないと判断されました。

次回のSTS-134ミッションステータスレポートはクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行します。

出典:STS-134 MCC Status Report #09(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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