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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-126 NASAステータスレポート#18

最終更新日:2008年11月24日
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2008年11月23日(日) 午前10時00分(米国中部標準時間)
2008年11月24日(月) 午前1時00分(日本時間)

本日、国際宇宙ステーション(ISS)第18次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フィンクは、ISSの「デスティニー」(米国実験棟)に設置された尿を飲料用水に再生する水再生システム(Water Recovery System: WRS)に関わる作業を引き続き行う予定です。また、スペースシャトル「エンデバー号」とISSのクルーは、ISSとエンデバー号間の補給物資と機材の移送作業と、11月24日に実施されるSTS-126ミッションの最後の船外活動の準備作業を行う予定です。

コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブローおよびグレゴリー・シャミトフら、エンデバー号の搭乗クルーと、第18次長期滞在クルーのフィンク、フライトエンジニアのユーリ・ロンチャコフおよびサンドラ・マグナスは、米国中部標準時間11月23日午前8時05分(日本時間11月23日午後11時05分)に起床しました。

本日のウェイクアップコールは、ファーガソンのためにかけられた、フランキー・バリの “Can’t Take My Eyes Off of You”でした。本日はファーガソンの23回目の結婚記念日でした。

エンデバー号のクルーは、午前11時(同11月24日午前2時)過ぎから、約4時間の自由時間を取る予定です。その間フィンクは、尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の作業に取り組む予定です。UPAは、凝縮水と尿を再生処理するWRSの構成機器の1つです。

UPAは、テスト起動を行っている間に何回か停止が発生しています。技術者は、回転時の振動によりUPAの遠心分離器に物理的な干渉(接触)が発生し、その結果、電流値と温度を上昇させ、UPAを停止させるのではないかと考えています。技術者は、フィンクによる作業で解決できると考えています。

物資の移送作業は順調で、計画より少し前倒しで進められています。

午後3時05分(同11月24日午前6時05分)に、ファーガソン、ボー、フィンクおよびマグナスは、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)で、ABCニュース、CBSニュース、およびNBCニュースの記者らのインタビューに応じる予定です。

本日は、船外活動の準備として、船外活動中に使用する工具類の組立てと1時間ほどの手順確認が行われ、第4回船外活動を担当するクルーによる「クエスト」(エアロック)でのキャンプアウトが開始されます。ボーエンとキンブローは、11月24日午後0時45分(同11月25日午前3時45分)にクエストから船外に出て、STS-126ミッションの4回目の船外活動を実施する予定です。

第4回船外活動では、ボーエンとキンブローは「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)への多層断熱材(Multi Layer Insulation: MLI)カバーの取付けを行い、またその他の整備作業を完了する予定です。ボーエンは、キンブローが左舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の潤滑作業を行っている間に、右舷側SARJの残り1個のトランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)を取り付ける予定です。

本日は、エンデバー号のクルーは午後11時55分(同11月24日午後2時55分)に就寝し、11月24日午前7時55分(同11月24日午後10時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-126 MCC Status Report #18(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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