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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-120 NASAステータスレポート#15

最終更新日:2007年10月31日
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2007年10月30日(火) 午前0時45分(米国中部夏時間)
2007年10月30日(火) 午後2時45分(日本時間)

スコット・パラジンスキーとダグラス・ウィーロックは、本日、国際宇宙ステーション(ISS)のP6トラスを恒久的な取付け位置に結合させる予定です。またこの第3回船外活動には、ISSのふたつの太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)を比較するためのデータを取得するという新しい作業が追加されました。船外活動は米国中部夏時間10月30日午前3時53分(日本時間10月30日午後5時53分)に開始される予定です。

本日のウェイクアップコールは、10月29日午後11時38分(同10月30日午後1時38分)にパイロットのジョージ・ザムカのためにかけられたチンゴンの“Malaguena Salerosa”でした。ザムカはスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)の操作を行う予定です。

ISSの右舷側SARJ内部に見つかった粒子状の物質の写真を分析した結果、ミッション・マネージャらは、左舷側SARJと比較するためにパラジンスキーに第3回船外活動の終了前の時間を使って左舷側SARJを検査させることを決定しました。このSARJは、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を発電のために太陽を追尾するように回転させるものです。パラジンスキーは、なにか物質を見つけた場合、評価のために写真撮影とサンプル採取を行う予定です。

また、マネージャらは本日、11月1日に行う本ミッションの第4回船外活動を、右舷側SARJの追加検査にあてることを決定しました。このSARJでは、ここ1ヵ月半の間、回転時の摩擦が増加しており、ISSのマネージャらは、状況を調査する間はこのSARJの使用を制限しています。

当初の予定では、第4回船外活動ではスペースシャトルのタイル修理用耐熱材充填装置(Tile Repair Ablator Dispenser: T-RAD)の試験をすることになっていました。この試験は、今後のスペースシャトルミッションに延期されました。

本日の船外活動では、パラジンスキーとウィーロックは、ISSのトラスの左舷側先端で、ISS船内クルーが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作してP6トラスをP5トラス上の新たな取付け位置に結合させる作業を支援します。第16次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるダニエル・タニとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のステファニー・ウィルソンがP6トラスの位置を合わせる際に、パラジンスキーとウィーロックは無線で指示を送る予定です。

約15.9トンのP6トラスを取付け位置に合わせると、ウィーロックはP6トラスを把持機構で確保し、船外活動クルーのふたりがボルトを締めて恒久的に固定する予定です。その後、P5トラスとP6トラスの間の電力ケーブルを接続します。

次に、ふたりはP6トラスの断熱カバーを取り外し、地上の管制官によるP6トラスのラジエータ展開に備えて、ラジエータを設定する予定です。またウィーロックは、保管用のメインバス切替ユニット(Main Bus Switching Unit: MBSU)を、ISSの船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)に取り付ける予定です。

船外活動に続いて、P6トラス上の巨大なSAWが、再び太陽光発電できるように、再展開される予定です。

次回のSTS-120ステータスレポートは10月30日午後(同10月31日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-120 MCC Status Report #15(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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