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NASAステータスレポート（2008年まで）

STS-118 NASAステータスレポート#14

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2007年8月15日(水) 午前5時30分（米国中部夏時間）
2007年8月15日(水) 午後7時30分（日本時間）

スペースシャトル「エンデバー号」の国際宇宙ステーション（ISS）滞在中3回目の船外活動では、P6トラス移設のための準備と、ISSの音声通信システムのアップグレード、そして材料曝露実験装置の回収を行う予定です。

エンデバー号のミッションスペシャリスト（搭乗運用技術者：MS）であるリチャード・マストラキオとISSのフライトエンジニアであるクレイトン・アンダーソンは、米国中部夏時間8月15日午前10時01分（日本時間8月16日午前0時01分）に6時間半にわたる船外活動を開始する予定です。

エンデバー号のクルーのコマンダーであるスコット・ケリー、パイロットのチャールズ・ホーバー、MSのトレーシー・カードウェル、マストラキオ、ダフィット（デイブ）・ウィリアムズ、バーバラ･モーガンおよびベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.、そしてISS第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキン、フライトエンジニアのオレッグ・コトフとアンダーソンは、8月15日午前5時07分（同8月15日午後7時07分）にモーガンの息子アダムが作曲し演奏した“Good Morning World”という曲で起床しました。

ISSのP6トラスは、「ユニティ」（結合モジュール1）の上部からトラスの左舷側先端に移設されることになっています。マストラキオとアンダーソンは、2台のCETA（Crew and Equipment Translation Aid）カートを、「カナダアーム2」（ISSのロボットアーム）が使うモービルトランスポータ（MT）のレールの左側から右側へ移動させる予定です。これにより、次回のスペースシャトルミッションで予定されているカナダアーム2を使用したP6トラス移設作業時の、進路上の障害物を取り除くことができます。

マストラキオとアンダーソンはまた、アンテナを移設すると共に、Sバンド通信システムのアップグレードのために新しいトランスポンダ（中継器）とベースバンド信号処理装置（Baseband Signal Processor: BSP）を設置する予定です。

ふたりの船外活動クルーは、地上へ持ち帰るふたつの実験装置の回収も行う予定です。この材料曝露実験装置（Materials International Space Station Experiment-3, 4: MISSE-3, 4）と呼ばれる実験装置は、将来の宇宙機の開発に役立つ可能性があります。MISSE-3, 4は、約1年にわたり厳しい宇宙環境下に何百もの材料サンプルをさらすスーツケースのような容器5台のうち、最後の2台です。この実験装置は2006年8月に設置されました。MISSE1, 2および5は既に地上に回収されました。

エンデバー号とISS間の、消耗品や機器、その他の物資の移送作業も引き続き行う予定です。現在作業の約半分が終わっています。

次回のSTS-118ステータスレポートは8月15日午後（同8月16日午前）、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典：STS-118 MCC Status Report #14（NASA）

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。