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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-117 NASAステータスレポート#07

最終更新日:2007年6月12日
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2007年6月11日(月)午後10時00分(米国中部夏時間)
2007年6月12日(火)午後00時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「アトランティス号」および国際宇宙ステーション(ISS)のクルーが、S3/S4トラスを最終的に結合させるためにISS内外から作業を行った結果、S3/S4トラスがISSに取り付けられ、ISSは規模、能力共に拡大しました。

アトランティス号の宇宙飛行士であるジェイムズ・ライリーとジョン・オリバースは、6時間15分にわたる船外活動を行いました。ふたりは、S3/S4トラスの起動、およびS4トラスに装備された太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の展開準備のために、ボルトやケーブル、コネクタの最終的な取付け作業を中心に行いました。

船外活動は米国中部夏時間6月11日午後3時02分(日本時間6月12日午前5時02分)に開始され、6月11日午後9時17分(同6月12日午前11時17分)に終了しました。今回の船外活動は、ISSの組立ておよび維持のために行われた84回目の船外活動となり、船外活動時間の累計は515時間20分となりました。

取付けの最終段階で、S3/S4トラスの質量が原因でISSのコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)が飽和状態となり、ISSが一時的に姿勢制御できなくなったため、船外活動は約1時間遅れて開始されました。CMGの飽和状態は、質量約16トンのバスほどの大きさのS3/S4トラスをS1トラスの方へ移動させていたときに、ISSが偏った非対称の状態になったために起きた予期しない出来事でした。

パイロットのリー・アーシャムボウ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパトリック・フォレスターおよび第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるオレッグ・コトフは、長さ45フィート(約13.7m)のS3/S4トラスをS1トラスの外方先端へ恒久的に結合させる最後の4つ目のボルトを締めました。S3/S4トラスが結合されたことで、ライリーにとって4回目、オリバースにとって初めての船外活動を開始する準備が整いました。トラスは完成すると全長356フィート(約108.5m)となる予定です。

船外活動が開始されると、ライリーとオリバースは、折り畳まれたSAWを収納する4つの太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)の打上げ時の固定器具の解除を速やかに進めました。この作業により、6月12日にSAWを展開させる準備が整いました。

次のSTS-117ステータスレポートは、クルー起床後の6月12日午前(同6月12日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-117 MCC Status Report #07(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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