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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-06

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第12次長期滞在クルー
2006年2月10日(金)

先週、約6時間の船外活動を終えたクルーは、1週間の始まりを休息で過ごし、その後、科学実験、定期メンテナンス作業および機器の試験を再開しました。

第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウイリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、船外活動後の国際宇宙ステーション(ISS)内部の状態を通常に戻す作業を週末に行いました。クルーは、使用した宇宙服を次回以降の船外活動で利用できるよう乾燥させ、ISSのシステムを再構成しました。

クルーは2月6日と7日に休暇をとり、フライトコントローラや技術者との今回の船外活動に関する会議を終えました。その他の作業として、ニューメキシコ州ホワイトサンズおよびバージニア州ワロップス島との間で地上との通信チェックを行いました。7日には、マッカーサーは、ISS内部の様子や機材、収納された補給物資などを紹介するナレーション入りのISS内ビデオツアーを地上へ送信しました。

2月8日、トカレフは「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングしているプログレス補給船(20P)でスラスタ試験を行う準備をしました。トカレフは、プログレス補給船(20P)の取り付け部の空気漏れを点検し、完全に密封されていることを確かめました。プログレス補給船(20P)のスラスタは、11日にISSの高度を維持するためのリブースト(軌道上昇)に使用される予定です。ピアースにドッキングしたプログレス補給船がリブーストに使用されるのは、この試験が初めてになります。

ISSのエレクトロン(酸素発生装置)は、2月9日に再起動されました。エレクトロンは船外活動のために停止され、ISSはプログレス補給船のタンク内の酸素を使用していました。10日、マッカーサーはFOOT実験(Foot/Ground Reaction Forces During Spaceflight)のためのデータを収集しました。この実験は、長期間の宇宙飛行における下半身の筋肉と骨量の減少への対処法を開発するために企画されたものです。マッカーサーは実験中、腰、脚、足首の関節角度と下肢圧力を感知する20個のセンサを取り付けたサイクリング用タイツを身につけました。実験は、6ヶ月のISS長期滞在期間中、均等な間隔をあけて、4回行なわれます。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、2月17日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-6.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年2月13日

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