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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-03

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第12次長期滞在クルー
2006年1月20日(金) 午前10時30分(米国中部標準時間)
2006年1月21日(土) 午前1時30分(日本時間)

第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウイリアム・マッカーサーの1週間は、1月15日の日曜日に宇宙でマラソンを走ることで始まりました。

その日に行われたヒューストンマラソンに参加した友人や同僚を応援するために、マッカーサーは国際宇宙ステーション(ISS)のトレッドミルでハーフマラソンを走りました。マッカーサーは、地上でヒューストンの周りをランナー達が走るのと同じように、高度220マイル(354 km)で地球の周りを回りました。

1月17日と18日には、マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは地上のフライトコントロールチームと共に、ISS内空気の急速な漏出により、ISSからの避難が必要になった時にとる手順の訓練を行いました。全てのISS滞在クルーは、同じような緊急時の避難訓練を定期的に行っています。

マッカーサーとトカレフは2回目の船外活動にむけた準備も行っています。1月19日にミッションマネージャー達は船外活動を2月2日から2月3日に延期することを決定しました。これにより、クルーの準備スケジュールは楽になります。今週、ミッションコントロールは、クルーに船外活動の詳細な手順を送り、クルーは地上の専門家達と一緒にその内容を確認しました。さらにクルーはこの船外活動に向けて、バッテリの充電と、「ピアース」(ロシアのドッキング室)にあるエアロックの準備を始めました。マッカーサーとトカレフは、この船外活動ではロシアのオーラン-M宇宙服を着用します。

今回の船外活動では、貨物ブームアダプタを現在取り付けられているモジュールから他のモジュールに移設し、トラスのレール上を移動するモービルトランスポータ(台車:MT)のケーブルカッターに安全ボルトを取り付け、古いオーラン宇宙服にアマチュア無線機を設置したスーツサット(SuitSat)を放出する予定です。スーツサットは軌道上に数週間とどまり、その間、地上のアマチュア無線家たちの間で交信できる予定です。

今週の科学実験には、欧州宇宙機関(ESA)のタンパク質結晶成長モニタ実験#4(Protein Crystal Growth Monitoring by Digital Holographic Microscope for the International Space Station: PROMISS-4)装置の起動も行われました。今週前半に、マッカーサーは微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)とその他の実験支援機器の準備を数時間かけて行いました。彼は19日にMSG内でPROMISS-4の作業を始めました。この実験は、無重量下でのタンパク質の成長過程を、デジタルホログラフィー等の最新の画像化手法を使って調べるものです。

マッカーサーとトカレフは20日に、マサチューセッツ州フォール・リバーのKuss中学校の生徒達からの質問に答えました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

NASAとNASAのプログラムについてはhttp://www.nasa.gov/homeをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-3.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年1月23日

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