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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-61

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第12次長期滞在クルー
2005年12月16日(金) 午後3時30分(米国中部標準時間)
2005年12月17日(土) 午前6時30分(日本時間)

今週、国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、クリスマスの時期に到着する燃料、食料品、水、予備部品、そして家族からのプレゼントを搭載したプログレス補給船(20P)の受け入れ準備を主に行いました。

無人補給船であるプログレス補給船(20P)は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から米国中部標準時間12月21日午後0時38分(日本時間12月22日午前3時38分)に打ち上げられる予定です。12月23日午後1時54分(同12月24日午前4時54分)にISSの「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングする予定です。

第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウィリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、プログレス補給船(20P)がISSに到着した際のバックアップ運用となる手動ドッキングシステムが必要になった場合に備えて、このバックアップ運用の復習を行いました。プログレス補給船の主系システムは、自動ドッキングを行うモードとなっています。

新しいプログレス補給船(20P)は、5,683ポンド(約2,578kg)の貨物を届ける予定です。内訳は、食料品、衣料品、実験装置、予備部品、そしてクリスマスプレゼントなど液体と気体を除く貨物が3,097ポンド(約1,405kg)、推進剤が1,940ポンド(約880kg)、水が463ポンド(約210kg)、空気と酸素が183ポンド(約83kg)です。

今週、マッカーサーとトカレフはISSに現在ドッキングしているプログレス補給船(19P)への不要品の積み込み作業を行いました。プログレス補給船(19P)は、新しいプログレス補給船(20P)と一緒にISSに数ヶ月間結合したままにされる予定です。また、クルーは、宇宙空間における長期滞在が人体にもたらす影響を研究する米露の生医学実験を行いました。今週行われたメンテナンス作業としては、「デスティニー」(米国実験棟)内にある5台の実験装置ラックのオペレーティング・ソフトウェア(OS)の更新、クルー健康管理システム(Crew Health Care System: CHeCS)の空調システムのフル稼働状態への機能の回復、揮発性有機物分析器(Volatile Organics Analyzer: VOA)と呼ばれる空気監視システムの再起動が行われました。

デスティニー内にある制御卓で、マッカーサーはISSのカナダ製ロボットアーム(カナダアーム2)の習熟訓練を完了しました。また、彼はISSクルーがどのように物資を再利用するかを実演し、それをビデオテープに録画しました。この撮影された映像は、NASAが学校の授業で使えるように作成する、教育用資料に組み込まれる予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、12月21日のプログレス補給船(20P)の打上げ後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-61.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年12月19日

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