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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-56

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第12次長期滞在クルー
2005年11月10日(木) 午後3時00分(米国中部標準時間)
2005年11月11日(金) 午前6時00分(日本時間)

今週、第12次長期滞在クルーは1回目の船外活動を終え、今後のマイルストーンに向けた準備を行いました。

今週末、第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウイリアム・マッカーサとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、カルフォルニア州アナハイムのポール・マッカートニーのコンサート会場から生中継する特別なウェイクアップコールで目覚める予定です。このウェイクアップコールは米国中部標準時間11月12日午後11時55分(日本時間11月13日午後2時55分)に行われ、NASA TVで生中継される予定です。

今回、マッカーサーとトカレフのために歌われるマッカートニーのウェイクアップミュージックは、8月のSTS-114ミッションで、着陸日に、ビートルズの「Good Day Sunshine」がスペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーのためにウェイクアップコールとして掛けられて以来、2回目となります。

マッカーサーとトカレフは、11月7日に行った5時間22分の船外活動で着た宇宙服の整備作業に今週の時間を費やしました。この船外活動では、彼らは国際宇宙ステーション(ISS)のトラス上にテレビカメラを取り付け、既に使用されていなかった実験装置を投棄し、他の装置の交換を行いました。

彼らにとって2回目になる船外活動は、12月7日に予定されています。マッカーサーとトカレフはロシアのオーラン宇宙服を着用し、「ピアース」(ロシアのドッキング室)から船外活動を行う予定です。この船外活動では、彼らはカーゴ・クレーン用のアダプタを移設し、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の外側に取り付けられている実験装置を回収する予定です。また、寿命が切れたロシアの宇宙服にアマチュア無線機器を装着して放出する予定です。スーツサットと呼ばれるこの実験装置は、送信機を搭載した衛星となり、アマチュア無線家による受信ができるように設計されています。

2回目の船外活動へ向けてマッカーサーとトカレフは、彼らが乗ってきたソユーズ宇宙船を11月18日に一時的にISSから離して、ピアースのドッキングポートから「ザーリャ」(基本機能モジュール)の下側のドッキングポートへ移動させる予定です。

本日早く、ISSの高度を上げるためにISSにドッキングしているプログレス補給船(19P)の4つのスラスタを使用し、2回に分けて、33分間以上にわたり軌道上昇噴射が実施されました。ISSは現在、12月の次のプログレス補給船の打上げ、ドッキングに対応するため、約352kmの円軌道に近い軌道を周回しています。今回の軌道上昇噴射は、プログレス補給船を使用した中では、最も長い噴射となりました。

10月9日、トカレフは今週初めに調子が悪くなったズヴェズダ内のトイレのコントロールパネルを交換しました。液体を処理する機能が一時的に使えなくなりましたが、ISSの運用に影響はありませんでした。修理後、トイレは通常通り使用できるようになりました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回の ISS ステータスレポートは、11月17日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-56.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年11月11日

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