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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-22

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第10次長期滞在クルー
2005年4月24日(日) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2005年4月25日(月) 午前8時00分(日本時間)

第10次長期滞在クルー(コマンダーのリロイ・チャオとフライト・エンジニアのサリザン・シャリポフ)は、国際宇宙ステーション(ISS)で7800万マイル(約1億2550万km)以上の旅をして、4月24日に地球に帰還しました。ISSで8日間にわたって研究を行った、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士であるロベルト・ビットーリも一緒でした。

ソユーズ宇宙船(9S)での完璧な降下の後、米国中部夏時間4月24日午後5時8分(日本時間4月25日午前7時8分)に、チャオ、シャリポフ、ビットーリは、カザフスタン共和国の北部中央、アルカリクから約53マイル(約85km)北東方向にあたる目標地点に正確に着陸しました。着陸してすぐに、回収チームが着陸地点に到着しました。この地域は最近降った雨と、雪解けのため水浸し状態であったため、最初に現場に到達した回収チームメンバーはソユーズ宇宙船(9S)クルーをアルカリクに空輸して、そこで残りの回収チームと合流することにしました。

クルーの友人や家族は、クルーが着陸してから約8時間後に、ロシアの星の街にクルーが到着するのを待って、彼らを出迎える予定です。5月中旬にヒューストンに戻るまで、チャオとシャリポフは星の街に数週間滞在して、飛行後の説明会や医学検査を行う予定です。

チャオとシャリポフは192日19時間2分間、宇宙に滞在しました。彼らは帰還に使ったのと同じソユーズ宇宙船(9S)で、2004年10月13日に打ち上げられました。このふたりは6ヶ月の間、ISSでシステムを維持し、科学研究を行いました。

彼らの業績の中には、「クエスト」(エアロック)の重要な部品の取り替え、米国製宇宙服の修理、宇宙空間における超音波の利用に関する科学論文の提出、アメリカ大統領選挙への宇宙からの初めての投票があります。2回の船外活動では、実験装置の設置や、来年の欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)の到着に向けたISSの準備作業などを行いました。

ISSでは第11次長期滞在クルー(コマンダーのセルゲイ・クリカレフ、フライト・エンジニアでNASAのISSサイエンスオフィサーのジョン・フィリップス)が6ヶ月間のミッションを開始しました。この期間にはスペースシャトルの飛行再開や2回の船外活動が行われます。第11次長期滞在クルーは2005年10月7日に地球に帰還する予定です。

クリカレフとフィリップスは今後3日間は軽い作業を行い、多忙な引き継ぎ期間の後の休憩を取ります。先週1週間をかけて、10月からISSに滞在していたふたりからISS運用について学びました。チャオとシャリポフはクリカレフとフィリップスに日々の運用を説明し、実際にISSのメンテナンスを行う機会をあたえました。チャオとフィリップスはクエストの機能を将来の船外活動に向けて回復させ、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の操作訓練を行いました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回の ISS ステータスレポートは、4月29日または何かイベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-22.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年4月25日

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