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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-18

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第10次長期滞在クルー
2005年4月8日(金) 午前3時00分(米国中部夏時間)
2005年4月9日(土) 午後5時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在クルーは帰還のための荷造りを始め、次期長期滞在クルーはカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地に向けて出発する前の、計画の最終確認を完了しました。

第10次長期滞在クルー(コマンダーのリロイ・チャオとフライト・エンジニアのサリザン・シャリポフ)は、4月4日に記者会見を開き、ISSのシステムに関して、ISSの2人運用から学んだ教訓について、そしてスペースシャトルの飛行再開について語りました。この他、チャオとシャリポフは、プログレス補給船(17P)のタンクからのISSへの酸素補給など、メンテナンス作業も行いました。
また、寿命の近づいたロシア製二酸化炭素吸着キャニスター(水酸化リチウム缶)ふたつを使用しました。このとき地上の専門家は、このキャニスターの効率を今後のために測ろうと、ISSの環境をモニタしました。

フライトコントローラと技術者達は、コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes: CMG)の1基に幾度か起こった振動と電流の急上昇を解析中です。2基のCMGは正常に機能しており、ISSの姿勢を制御しています。解析を行っている間、ISSはCMGの働きが最小限になる姿勢をとっています。この姿勢を維持することでISSの他の活動への影響はありません。現在の解析はCMGに発生した現象とISS内での活動を関連づけることに焦点を置いています。

ロシアの星の町にあるガガーリン宇宙飛行士訓練センターで、第11次長期滞在クルー(コマンダーのセルゲイ・クリカレフとフライト・エンジニアのジョン・フィリップス)は、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士ロベルト・ビットーリ(ESAとロシア連邦宇宙局(FKA)間の契約に基づき、ISSに8日間滞在予定)とともにフライトプランの見直しで一週間を過ごしました。4月9日にカザフスタンに移動します。彼らの搭乗するソユーズ宇宙船(10S)は米国中部夏時間4月14日午後7時46分(日本時間4月15日午前9時46分)に打ち上げられる予定です。ISSの「ピアース」(ロシアのドッキング室)には米国中部夏時間4月16日午後9時19分(同4月17日午前11時19分)にドッキングする予定です。ビットーリはチャオとソユーズコマンダーのシャリポフと共に、4月24日にISSを立ち、カザフスタン共和国に着陸する予定です。
4月11日からバイコヌール宇宙基地での打上げ準備映像がNASAテレビで放送されます。NASAテレビは米国中部夏時間4月14日午後7時00分(日本時間4月15日午前9時00分)から打上げを生中継する予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは第11次長期滞在クルー打上げ後の4月14日か、 または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-18.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年4月11日

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