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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-11

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第10次長期滞在クルー
2005年3月2日(水) 午後3時00分(米国中部標準時間)
2005年3月3日(木) 午前6時00分(日本時間)

3月2日にロシアの無人のプログレス補給船(17P)が、国際宇宙ステーション(ISS)に2トン以上の食糧、推進剤、酸素、水、補給品、予備部品を届けるためにドッキングしました。

米国中部標準時間3月2日午後2時10分(日本時間3月3日午前5時10分)にプログレス補給船(17P)が「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートへのドッキングを行ったとき、ISSは赤道を横切りながら、アフリカ西部上空の高度225マイル(約362km)を飛行していました。数分後、プログレス補給船(17P)とISSがしっかりと固定され、気密が確保されました。プログレス補給船(17P)は2月28日にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からの打ち上げで始まった、2日間の旅を完璧なドッキングで終えました。

プログレス補給船(17P)が接近すると、自動ドッキングシステムに問題が発生した場合に備えて、第10次長期滞在クルーでフライトエンジニアのサリザン・シャリポフは、ズヴェズダ内で手動ドッキングシステムを操作できるように待機していました。ISSコマンダーでNASAサイエンスオフィサーのリロイ・チャオは、シャリポフの近くで、プログレス補給船(17P)が到着する様子をビデオカメラとスチルカメラで撮影しました。

プログレス補給船(17P)には、386ポンド(約175kg)の推進剤、242ポンド(約110kg)の酸素と空気、1,071ポンド(約486kg)の水、2,900ポンド(約1315kg)以上の予備部品、生命維持システム機器部品、実験機材が搭載されています。搭載品の中には、86個の食糧コンテナが含まれており、これは現在のISSの食料庫の在庫を6ヶ月分追加することになります。クルーは、この日遅くにはプログレス補給船(17P)のハッチを開ける予定です。

プログレス補給船(17P)の搭載品の中には、今年の夏に米国製宇宙服での船外活動を再開するために必要な、米国エアロック内の故障した熱交換器の新品が含まれています。また、今年5月のSTS-114ミッションで、スペースシャトル「ディスカバリー号」がISSに接近する間に熱防護システムを撮影するために、第11次長期滞在クルーが使う予定のデジタルカメラとレンズも搭載されています。撮影した画像は、飛行再開に向けた取り組みとして実施される画像収集の一部として利用され、熱防護システムが深刻な損傷を受けていないかの確認に利用されます。

NASA、ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

NASAおよび他機関のミッションについてはhttp://www.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、3月4日か、もしくは何かイベントがあればその時に発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-11.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年3月3日

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