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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-02

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第8次長期滞在クルー
2004年1月9日(金) 午後 5時30分(米国中部標準時間)
2004年1月10日(土) 午前 8時30分(日本時間)


第8次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フォールは1月7日に47回目の誕生日を祝いました。一方フライトエンジニアのアレクサンダー・カレリは1月8日にロシア正教のクリスマスを祝いました。彼らは研究や保全活動を続けるとともに、地上の技術者の協力を得ながら国際宇宙ステーション(ISS)の船内気圧の微量の減少の原因究明を行いました。

この空気漏れは、クルーの安全やISSとそのシステムの運用の続行に危害をもたらすものではありませんが、ロシアとアメリカの技術者たちは12月22日から始まっていたことが確認された気圧の低下の徹底的な調査に取り組んでいます。この気圧の低下は、1日に数百ポンド分の1/平方インチ(psi)という非常に少ない量で起きていたため、検知するのが困難でした。

今週、フォールとカレリは超音波リーク検出システムを使用してISSのさまざまなバルブとシールを検査しましたが、空気漏れは見つかりませんでした。1月9日に、カレリはヴォズドゥク(Vozdukh)と呼ばれる船内の二酸化炭素を取り除く装置や他のロシア製のシステムからの空気漏れを検査しましたが、漏れは見つかりませんでした。

気圧の低下の原因の究明への努力を続けるために、ロシアとアメリカのフライトコントローラたちはクルーに、数日の間、ISSの一部を少しずつ封鎖するように依頼する計画を立てました。今後数日間、ISSのどの構成要素が空気漏れの原因となっているのか調べるために、様々なモジュールのハッチを12時間から24時間にわたり閉じます。それらのモジュールにはプログレス補給船、「ピアース」(ロシアのドッキング室)、ソユーズ宇宙船、そして「クエスト」(エアロック)が含まれています。

もしこの段階で空気漏れが検知されなければ、そのときクルーは数日間ロシア側の居住区への移動が指示され、ロシアの居住区とISSの残りのモジュールの間のハッチが閉じられます。
これらの対応は1月7日以降となりそうです。技術者たちは空気漏れの原因究明のために段階的に行われる可能性のある作業と、そのときに閉じられるハッチの数の確認を続けています。

ISSでは過去の数週間におよぶ気圧の低下により、地球の海面レベルと等しい気圧である通常の14.7psiからかなり低下しています。本日、1月9日は14psiでした。これはオクラホマ市の通常の気圧と等しい値です。この気圧の変化はクルーの健康に影響をもたらすものではありません。また、ISSでは空気、酸素、窒素の十分な供給が行われており、現在の空気漏れの状態でも、補給をすることなく6ヶ月間維持することができます。しかしながら技術者たちは、軌道上での原因究明のための作業を続けることにより、空気漏れの原因が明らかになり改善されることを確信しています。

フライトコントローラたちは、1月11日か1月12日に、全体の気圧を増加させると共に軌道上の構成要素の運用のための最適な範囲にする目的で、ISSの大気に窒素を供給するかもしれません。また、ロシアのフライトコントローラたちは、ISSの酸素生成システムであるエレクトロン(Elektron)の部品の交換の可能性の検討を続けています。このロシア製のシステムは、ISSの廃水を再利用することにより酸素を生成します。エレクトロンは故障しましたが、予備の部品が軌道上にあるので、技術者たちは完全な運用が再びできるようになることを確信しており、そして彼らはその作業を来週実行できるように計画を作成しています。エレクトロンの故障の状態が検討されている間、クルーは、SFOG(Solid-fuel Oxygen Generator、固体燃料の酸素発生装置)を使用しています。これは加熱により酸素を生成しISSに新しい酸素を補給する小さな缶です。

空気漏れを検査する活動にも関わらず、技術者たちはISSでの気圧の上下やわずかな低下がISSの構成要素によるものとは判断できていません。原因の究明に寄与する要因として、間欠的なエレクトロンの運用、SFOG酸素発生装置の使用、最近の温度・太陽角の変化、さまざまな圧力計測システムの精度、その他の要因の評価が続けられています。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、何かイベントが生じた際に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-2.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年1月13日

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