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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-38

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第7次長期滞在クルー
2003年8月15日(金) 午後 4時00分(米国中部夏時間)
2003年8月16日(土) 午前 6時00分(日本時間)

 

第7次長期滞在クルー(コマンダーのユーリ・マレンチェンコとNASAの国際宇宙ステーション(ISS)サイエンスオフィサーのエドワード・ルー)は、今週、科学実験、保守作業、および今後打ち上げられるプログレス補給船とソユーズ宇宙船の到着に向けた準備作業を行いました。

ルーは、前ISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットと会話を行い、ルーが8月11日に微小重力研究グローブボックス(Microgravity Sciences Glovebox:MSG)内に設置した気泡の形成および移動性の研究(Pore Formation and Mobility Investigation:PFMI)の実験機器の設置作業について支援してもらいました。ルーは、今週PFMI実験を開始する予定でしたが、必要なケーブルが見当たらず、機器の設置が完了しませんでした。ケーブルの場所についてのペティットの記憶が役立ち、現在ケーブルは設置され、ルーは来週には実験を開始することができます。

軌道上で冷却システムに問題点のあったふたつの米国製宇宙服について、今週も引き続き原因究明が行われました。ルーとマレンチェンコは、今回のミッションでルーが最初に着用しようとした宇宙服の冷却水循環器のバルブとフィルターを、念入りに検査しました。先週ルーの体に合うようサイズが調整された宇宙服の冷却システムの調査は、まだ進行中です。第7次長期滞在クルーは船外活動を行う予定はありませんが、現在のところルーが着用できる米国製宇宙服がないため、必要があれば、ルーとマレンチェンコはロシア製のオーラン宇宙服を着用して船外活動を行うことができます。

今週、マレンチェンコは、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部と「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングしているプログレス補給船からの酸素を使用して、引き続きISSの加圧を行いました。2機の宇宙船が分離するまで、残っていた酸素が使われます。分離後、2機の補給船は、不要物や使用済みの補給物資とともに地球大気中で燃え尽きます。プログレス補給船(10P)は、米国時間8月28日にISSへ向け打ち上げられる新しいプログレス補給船(12P)のドッキングポートを空けるため、8月27日に分離する予定です。ピアースにドッキングしているプログレス補給船(11P)は、第8次長期滞在クルーと欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士ペドロ・デュークを乗せて10月20日に到着する予定のソユーズTMA-3宇宙船のドッキングポートを空けるため、9月4日に分離する予定です。

第7次長期滞在クルーと交代する第8次長期滞在クルーは、コマンダーのマイケル・フォールとロシアの宇宙飛行士アレクサンダー・カレリです。フォールとカレリは、第7次長期滞在クルーとともに10月28日に地球に帰還する予定のデュークとロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、10月18日にISSへ向け打ち上げられる予定です。デュークは、ISSで1週間以上の科学実験を行う予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、8月22日、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-38.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年8月19日

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