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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-4

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第6次長期滞在クルー
2003年 2月 2日(日) 午前 8時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月 2日(日) 午後11時00分(日本時間)

 

ロシアのプログレス補給船(10P)は本日、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。プログレス補給船は、補給品や新たな科学実験システム機器を国際宇宙ステーション(ISS)に向けて運んでいます。

プログレス補給船(10P)は予定通り米国中部標準時間2月2日午前6時59分(日本時間2月2日午後9時59分、グリニッジ標準時午後0時59分)に打ち上げられ、9分後に無事軌道に到達し、太陽電池アレイ及び航行用アンテナを展開しました。プログレス補給船(10P)はISSの「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後部ドッキングポートへ2月4日午前8時50分(同2月4日午後23時50分、グリニッジ標準時午後2時50分)にドッキングすることになっています。

本日の新しいプログレス補給船(10P)の打上げの準備として、ISSに去年の6月に到着した古いプログレス補給船(9P)が2月1日に分離されました。分離の数時間後に、プログレス補給船(9P)は、軌道離脱のコマンドが送信され、地球大気の中で燃え尽きました。

プログレス補給船(10P)の到着を待っている、第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)は軌道上で彼らの宇宙での71日目、ISS上での69日目を静かに過ごしました。彼らは、昨日のコロンビア号とそのクルーの喪失についてコロンビア号が着陸予定の16分前に空中分解したことを約1時間後に知らされました。

新しいプログレス補給船(10P)は第6次長期滞在クルーのための1トンもの補給品、とりわけ、「デスティニー」(米国実験棟)内の微小重力研究グローブボックス(MSG)の交換部品を積み込んでいます。MSGは11月に電力障害を起こし、以降の第6次滞在期(インクリメント)の間、停止状態にありました。ペティットは、プログレス補給船(10P)が積み荷を降ろし次第、MSGに新たな部品を取り付け、テストを行う予定です。正常に機能した場合、MSGは、クルーが3月に地球に帰るまでの第6次滞在期(インクリメント)中に予定されていたすべての実験を行うために使用されるでしょう。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは2月4日にプログレス補給船(10P)のドッキング後に、あるいは何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-4.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月 3日

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