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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-45
第3次長期滞在クルー 
2001年 11月21日(水)午後2時(米国中部標準時間)
2001年 11月22日(木)午前5時(日本時間)



国際宇宙ステーション(ISS)第3次長期滞在クルーコマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのミハイル・チューリン、フライト・エンジニアのウラディミール・ジェジューロフは、無人のプログレス補給船を切り離す準備として、プログレスを起動する作業に11月21日に着手しました。

居住モジュール(ズヴェズダ)後部のドッキングポートに結合しているこのプログレス補給船は、ISSを訪れた5機目のプログレスで、米国中部標準時間11月22日午前10時06分(日本時間11月23日午前1時06分)にISSから分離された後、軌道を離脱し、搭載されたゴミや不要品とともに大気圏内で焼失します。このプログレスが分離されることにより、11月26日午後0時24分(同11月27日午前3時24分)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられるプログレス6号機が結合する場所が確保されます。新たな補給品を満載したプログレス補給船は11月28日午後1時45分(同11月29日午前4時45分)にISSにドッキングする予定です。

第3次長期滞在クルーの3人のメンバーは、約4ヶ月におよぶ宇宙での滞在を終えて地球に帰還する準備も始めています。11月29日午後6時41分(同11月30日午前9時41分)にSTS-108ミッションでケネディ宇宙センターから打ち上がるエンデバー号の到着に備え、3人は荷造りや受け入れ準備を始めました。エンデバー号のコマンダーはドミニク・ゴーリー、パイロットはマーク・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)はリンダ・ゴドウィンとダニエル・タニです。

このミッションの主な目的は第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、宇宙飛行士のダニエル・バーシュとカール・ウォルツをISSに送り届け、第3次長期滞在クルーを帰還させることです。また、飛行中には、ゴドウィンとタニは船外活動をおこない、長さが240フィート(約73m)の太陽電池パドルのベータ・ジンバル機構(BGA)に断熱カバーを取り付ける予定です。このジンバル機構は太陽電池パドルが太陽を追尾し、効率よく電力を供給できるようするためのものです。

ヒューストンのミッションコントロールセンターのフライト・コントローラたちは、パドルを回転させる際にこの機構(のモータ)で時々電流が過大になることを確認していました。これはISSが地球の陰に出入りする際の急激な温度変化に係わるものと考えられています。断熱カバーを取り付ければ温度変化が小さくなり、パドルの回転軸で生じている電流値の一時的な上昇をなくすことができるものと期待されています。

船外活動クルーはエンデバー号のエアロックから船外に出ると、エンデバー号のロボットアームで高さ50フィート(約15m)の所まで運ばれます。そのあとは断熱カバーをたずさえてP6トラスの頂部の作業場所へとさらに30フィート(約9m)登っていきます。作業場所はエンデバー号の貨物室から約80フィート(約24.4m)の高さになります。

ISSのシステムは正常に稼働しており、ISSは平均高度247マイル(約397km)の軌道を周回しています。

ISSのクルーは帰還の準備をする一方、実験活動として主に人体生理学関連の実験を引き続きおこなっています。自動化された微小重力材料実験も種々の実験をおこない実績を重ねています。ISSで実施する科学研究の全体管理は、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターでおこなっています。また、人体研究施設(HRF)はジョンソン宇宙センターで管理しています。詳細については、次のウェブサイトをご覧ください。
     http://www.scipoc.msfc.nasa.gov

次のステータスレポートは11月26日、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-45.html

最終更新日:2001年 11月 22日

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