

ソユーズTMA宇宙船(15S)
ソユーズ宇宙船は、ソユーズロケットで打ち上げられるロシアの有人宇宙機であり、地上と国際宇宙ステーション(ISS)との間の往復等に使用されています。1967年に初飛行が行われて以来、これまでに、ソユーズ宇宙船(1967年から1981年まで使用)、ソユーズT宇宙船(1979年から1986年まで使用)、ソユーズTM宇宙船(1986年から2002年まで使用)と改良され、現在は、2~3人の宇宙飛行士を搭乗させることができる「ソユーズTMA宇宙船」が使用されています(2002年初飛行)。
ソユーズ宇宙船は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットにより打ち上げられ、クルーをISSに輸送します。ソユーズ宇宙船には3人まで搭乗する事ができます。2000年11月にISSへ最初のクルーを輸送して以来、少なくともひとつのソユーズ宇宙船を、常にISSに結合させたままにしており、緊急帰還船の役割を果たしています。そして、次のソユーズ宇宙船が次期滞在クルーを乗せてISSに到着するまで、帰還の出番を待っています。ソユーズ宇宙船の軌道上運用寿命は200日間であるため、約半年ごとに任務を交代する事になります。
ソユーズ宇宙船がISSにドッキングする時、クルスと呼ばれる自動ドッキングシステムにより、接近からドッキングまで自動で行われます。もちろん手動操作に切り替えることも可能です。ソユーズ宇宙船が打ち上げられてからISSにドッキングするまでは2日間かかりますが、地上への帰還は3時間半にも満たない時間で帰還し、カザフスタン共和国に着陸します。
ソユーズ宇宙船はISSに結合する「軌道モジュール」、クルーが打上げ、帰還時に搭乗する「帰還モジュール」と、通信機器や姿勢を保つためのエンジンなどを搭載する「機器/推進モジュール」の3区画が連結しており、帰還時には大気圏の手前ですべて分離して帰還モジュールのみが地球に戻ってきます。

ソユーズ宇宙船の構成
ソユーズTMA宇宙船は、米国の宇宙飛行士も利用できるようにクルーの身長制限、体重制限などを緩和(より大柄な飛行士や小柄な宇宙飛行士に対応)するため1999年後半から改造に着手した新しい宇宙船であり、米国の予算を使用して改造が行われ、2002年10月の5Sフライトで初飛行しました。
ソユーズTMA宇宙船は内部が改造されたのみであり、外観はソユーズTMと同じです。ソユーズTMAは、以下のように改良されています。
ソユーズTMA宇宙船の外観
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