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国際宇宙ステーション(ISS)

ファルコン9ロケット

最終更新日:2013年03月08日
写真

ファルコン9ロケットの打上げ(出典:JAXA/NASA)

米国のSpaceX社(Space Exploration Technologies Corp.)が開発したファルコン9ロケットは、NASAとの契約に基づき、同社が開発したドラゴン補給船の打上げに使用される民間の打上げロケットです。ファルコン9ロケットは、ドラゴン補給船を高度約300km、国際宇宙ステーション(ISS)と同じ軌道傾斜角51.6度の円軌道に投入するように設計されています。

2010年6月に初打上げを行って成功した後、SpaceX社は、2010年12月に第1回試験フライトとして、ファルコン9ロケット2号機でドラゴン補給船試験1号機を打ち上げ、民間企業として世界で初めて、地球周回軌道の飛行と帰還カプセルの回収に成功しました。また、2012年5月には第2回試験フライトとして、ファルコン9ロケット3号機でドラゴン補給船試験2号機を打ち上げ、民間企業として世界で初めて、ISSへの結合に成功しました。

ファルコン9ロケットは、米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地40番射点から打ち上げられます。

ファルコン9ロケットの構成

ファルコン9ロケットは、フェアリング、2段ステージ、1段ステージなどから構成されます。なお、ドラゴン補給船を打ち上げる際には、フェアリングに格納する方式ではなく、ノーズコーンをドラゴン補給船の先端に取り付ける方式となります。

画像:SpaceX社のファルコンロケット

SpaceX社のファルコンロケット(出典:SpaceX)

ファルコン9ロケットの主要諸元
名称 ファルコン9ロケット
打上げ場所 ケープカナベラル空軍基地
全長 54.9m
直径 3.6m
打上げ時の重量 333トン(低周回軌道、5.2mフェアリング使用時)
最大貨物重量 11.5トン(低周回軌道、5.2mフェアリング使用時)

ドラゴン補給船とは

ドラゴン補給船は、与圧貨物と曝露貨物(実用2号機以降を予定)をISSへ定期的に運搬するとともに、ISSから物資を回収することを目的として、NASAとの契約に基づき米国のSpaceX社が開発した無人の商業輸送機です。

(出典:SpaceX)

ドラゴン宇宙船の諸元
項目 仕様
大きさ カプセル
(与圧部)
全長 2.9m
直径 上部ハッチ側(内径) 2.4m
トランク(曝露部)側 3.6m
トランク
(曝露部)
全長 2.3m
直径 3.6m
機体の乾燥重量 4,900kg
カプセル(与圧部)の容積 6.8m3
トランク(曝露部)の容積 14m3
ISS軌道への輸送能力 約3トン
ISSからの回収品の搭載能力 約1.5トン

ドラゴン補給船の運用

打上げ

ドラゴン補給船はファルコン9ロケットにより、米国フロリダのケープカナベラル空軍基地から打ち上げられます。

打上げ

ファルコン9ロケットの打上げイメージ(出典:SpaceX)

1段目分離

1段目の切離しイメージ(出典:SpaceX)

2段目分離

2段目の切離しイメージ(出典:SpaceX)

軌道上を飛行するドラゴン補給船のイメージ

軌道上を飛行するドラゴン補給船のイメージ(出典:SpaceX)

ISSへのランデブ・結合

ドラゴン補給船は、ISSの下方(地球方向)から徐々にISSに接近し、最後はISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持され、ISSに結合されます。このときの運用を近傍運用といいます。このランデブ・結合はJAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式となっています。

ISSへの接近イメージ

ISSへの接近イメージ(出典:SpaceX)

ISSへの結合イメージ

ISSへの結合イメージ(出典:SpaceX)

分離~再突入

ISSから分離し、トランクと切り離されたカプセルは、大気圏へ再突入し、回収されます。

大気圏への再突入イメージ

再突入への減速イメージ(出典:SpaceX)

大気圏への再突入イメージ

大気圏への再突入イメージ(出典:SpaceX)

大気圏内でのパラシュート開傘イメージ

大気圏内でのパラシュート開傘イメージ(出典:SpaceX)

 
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