若田宇宙飛行士の活動状況（2014年4月18日）

スティーブン・スワンソン宇宙飛行士（左）のヘルメットのフィットチェックを手伝う若田宇宙飛行士（4月17日撮影）（出典：JAXA/NASA）

4月17日、若田宇宙飛行士ら国際宇宙ステーション（ISS）のクルーは、ドラゴン補給船運用3号機の到着や船外活動の実施に向けた準備作業を行っています。

若田宇宙飛行士は、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士の支援を受けて、NASAのBody Measuresという実験からこの日の作業を始めました。

この実験は、微小重力下に長期滞在する宇宙飛行士の身体の大きさの変化や変わり易さを理解するために、身体各部のサイズをメジャーで測ってデータを収集します。

なお、ドラゴン補給船運用3号機の打上げは、米国東部夏時間4月18日午後3時25分（日本時間4月19日午前4時25分）に予定されており、ISSへの結合は4月20日の予定です。

若田宇宙飛行士とリチャード・マストラキオ宇宙飛行士は、ISSのロボットアームを使用してドラゴン補給船運用3号機を「ハーモニー」（第2結合部）の地球側結合機構に結合させます。

ドラゴン補給船運用3号機が予定通り打ち上げられた場合は、ISS船外に設置されているコマンドを中継するNASAの装置（Multiplexer-Demultiplexer: MDM）を交換するための船外活動を、日本時間4月23日午後10時20分から開始する予定です。

船外活動は、リチャード・マストラキオとスティーブン・スワンソン宇宙飛行士によって行われ、マストラキオ宇宙飛行士の船外活動ユニットには、主担当（EV1）を示す赤いストライプが入っています。

天候の影響などでドラゴン補給船運用3号機の打上げが翌日に延期された場合、船外活動は日本時間4月20日午後9時55分から開始となる予定です。

断りの無い限り、日時はISSでの時間（世界標準時（日本時間-9時間））です。