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大西宇宙飛行士ウィークリーレポート（2016年8月12日）

「ズヴェズダ」（ロシアのサービスモジュール）に集まって食事を楽しむ第48次長期滞在クルー（左からアナトーリ・イヴァニシン、オレッグ・スクリポチカ、キャスリーン・ルビンズ、ジェフリー・ウィリアムズ、大西卓哉、アレクセイ・オブチニン宇宙飛行士（8月6日撮影）
（出典：JAXA/NASA）

8月5日～8月11日の大西宇宙飛行士は、医学研究のためのデータ取得や、「きぼう」の船外実験プラットフォームへの実験装置設置、海外クルーの船外活動準備、システムメンテナンスなどを行いました。

また、8月11日は、日本の祝日「山の日」のため、アメリカのクルーと共に休日をとりました。

今週の「きぼう」

「きぼう」の船内実験室で組み立てられたNREP（8月4日撮影）（出典：JAXA/NASA，大西宇宙飛行士のGoogle+より）

• 米国NanoRacks社の実験装置（NanoRacks External Platform: NREP）を「きぼう」のエアロックから搬出し、船外実験プラットフォームへ設置（ロボットアームは地上から遠隔操作）

今週のISS

ISSのエアロックにてSAFERの交換を行う大西宇宙飛行士（8月8日撮影）（出典：JAXA/NASA，大西宇宙飛行士のGoogle+より）

【システム関連作業】

• 8月19日に予定されている船外活動に備えた作業
• 船外活動ユニット（EMU）に取り付けるセルフレスキュー用推進装置（Simplified Aid For EVA Rescue: SAFER）の交換
• 船外活動を行うジェフリー・ウィリアムズ、キャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士と船外活動ユニット（EMU）のフィットチェック実施

【実験関連作業】

• 長期宇宙飛行による心臓血管への影響を調査するカナダ宇宙庁（CSA）の医学研究（Vascular Echo）のため、血管の状態確認や血流を測定
• 体液の移動と頭蓋内圧上昇や視力の変化との関連性を調査するNASAの医学研究（Fluid Shift）のため、唾液、尿、血液の採取と、眼の断層検査、眼圧測定、聴力測定を実施

＊断りの無い限り、日時はISSでの時間（世界標準時（日本時間-9時間））です。

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