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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

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大西宇宙飛行士の帰還後リハビリテーションの様子を筑波宇宙センターにてプレス公開(2016年11月25日)

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公開リハビリを行う大西宇宙飛行士(出典:JAXA)

11月25日、筑波宇宙センターにおいて、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在から帰還した大西宇宙飛行士のリハビリテーションの様子とその施設公開が報道関係者向けに行われました。

JAXAはこれまで、宇宙飛行士の選抜、訓練、認定とノウハウを積み重ねてきましたが、リハビリについても体調管理、安全管理などJAXAが判断を行い、主体的に実施できるようになりました。その結果、今回日本として初めて、帰還後リハビリを日本で実施することが可能になり、大西宇宙飛行士の早期帰国が実現しました。

リハビリに関する概要説明

リハビリの公開に先立ち、JAXA有人宇宙技術部門 上垣内茂樹宇宙飛行士運用技術ユニット長から、これまでの技術と知見の蓄積により、大西宇宙飛行士のミッションではISS長期滞在中の運動およびリハビリをJAXAが自立的に実施できるようになったことが紹介され、さらに、長期滞在帰還後のリハビリの必要性やプログラムについて以下のような説明がされました。

  • 微小重力環境から重力環境へ適応するために、筋委縮・平衡機能障害・起立性低血圧などへ対応する効果的なリハビリが必要であり、特に、最初は平衡機能(バランス感覚)を取り戻すことが重要。
  • 帰還後45日間はリハビリを優先する期間を取り、段階的に行われている。最初は歩行などの基本的なバランスを含めた動きを中心に実施し、筋力など耐久力を付け、最後には敏捷性を取り戻すことに重点を置いていくプログラムとなっている。
  • JAXAとしては、日本人宇宙飛行士に対し、飛行前と軌道上の運動、帰還後のリハビリについて、これまでNASAの専門家の指導の下、運動処方の作成や運動指導の方法の知見を蓄えてきており、今回、その健康管理技術の積み重ねからJAXA主体のリハビリが実現した。
  • 国内でリハビリを実施するにあたり、身体バランスを回復するために行う"ファンクショナル・トレーニング"の設備を整備し、筑波宇宙センターでリハビリが実施できるようになった。
  • リハビリは、運動を処方する生理的対策担当者(J-ASCR)と健康管理を行うフライトサージャン(FS)のサポートにより実施される体制となっている。
  • 大西宇宙飛行士は日本でのリハビリ後、ヒューストンに戻り、JAXAの生理的対策担当者(J-ASCR)指導の下、回復するまでリハビリを継続していく。
  • 今後、金井宇宙飛行士のリハビリにも知見を反映していく。リハビリは、いかに効率的に進めていくことができるかが重要であり、有人宇宙活動を進める上で、蓄積をさらに効率的なリハビリを研究開発していきたいと考えている。また、さらには高齢者の転倒防止などへもつなげていきたい。

大西宇宙飛行士記者会見

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記者会見を行う大西宇宙飛行士(出典:JAXA)

リハビリの様子を公開後、大西宇宙飛行士自ら体調の回復具合や日本で初めて行われたリハビリについて、記者会見を行い、

  • 実感としては、90%くらい飛行前の状態に戻っていること
  • 現在はハードな運動をしているが、帰還後すぐにハードなメニューを行っていた訳ではなく、少しずつメニューや負荷を増やしていき、調整を行っていること
  • 帰還した直後は、重力に体が適応することが精一杯で、筋力を発揮することを忘れており、首を支えることすら体が忘れていたこと
  • 日常生活を送るのに支障がない状態まではすぐ回復するが、その後は、地道なリハビリを根気強く行っていく必要があり、今はその段階に来ていると思っていること

など、率直な感想が述べられました。

その後、記者からの質問が多数あり、体のバランスを取るリハビリが大変だったこと、テンポよくステップを踏む動作は最初から比較的うまくできたことなどを話しました。

また、今回、初めて日本でのリハビリが実現したことについて、「国際宇宙ステーションに滞在している間の運動から帰還後のリハビリに至るまで、JAXAのトレーナーが主体的にプログラムを立てていくのは今回が初めてであり、これまでの長期滞在の経験を基に日本でリハビリをできることは、日本人宇宙飛行士として、嬉しいことであり、誇らしく思う。」と語りました。

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