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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年11月 5日



R+5 days

早いもので、帰還後5日が経ちました。

リハビリ、順調に行っていると思います。
少し疲れが出てきたのか、昨日から急に立ち上がった時に立ちくらみがします。
まだ重力に適応途中のようですね。

今日はJAXAのSynergy研究のデータ取りを始めとする帰還後のデータ取得と、Max VO2テストという心肺機能を測定する体力テストと筋トレを行いました。
持久力、飛行前と比べると1割強低下しているようです。
ISSでは週6日きっちり運動をしていたのですが。
自分をもう少し追い込むべきでしたか(;´Д`A ```

ここ数日での身体の変化について書きますね。

☆問題なくできるようになっていること
長時間立っている(立っている時の身体の重みというのはほとんど感じないですね)
歩く(多分全然知らない人が私を見たら、1週間前まで宇宙で4か月生活していた人とは気づかないレベルだと思います)
全般的に日常生活はほぼ問題なく送れるようになりました

☆依然難しいこと
走る(小走り程度が精いっぱいです、それもかなり意識して腿を上げないといけません)
長時間寝ている、座っている(20分くらい座っているとお尻が痛いです。木のベンチとかキツイ(´;ω;`))
車の運転(まだ危ないかな。自分では出来ると思っても意外と難しいらしいです。家を出て最初のカーブで縁石に乗り上げた人もいるとか・・・。身体に遠心力がかかった時の、適切な情報処理が出来ないようですね)

☆痛いとこ
腰(宇宙に行った時も腰が1週間くらい痛くなりましたが、帰還後も腰は鈍い痛みがあります。ただ軽度で済んでます)
関節(柔軟性が大きく低下しています。あとは、急に重さを支えなくてはならなくなった下半身の関節がきしむ感じはあります。ただこちらもジッとしていると気にならないレベルです)


日常生活でいまだに苦労するのが、車を乗り降りする動作です。

今まで何も考えずにあの動作をやっていましたが、どれだけ難しい動作なのか、いま身に染みてます。

腰を落として重心を低くして、バランスを保ちながら車の中に上手くその重心を移動。
その際、頭を下げて身体を傾けた時のモーメントや重心の変動を下半身でバランスを取る。

これだけのことを短時間に、自分の身体は適切に処理して動いていたのだなあと気づかされます。
驚くほど複雑な動作です(;´∀`)

リハビリでは時間をかけてバランス感覚を取り戻すための運動を行っていますが、その中で1番難しいのが片足を前に踏み出して、反対側の手でそのつま先を触れる、という動作の繰り返しです。
重心の変化についていくために、太ももにすごい力が入っているのが自分でわかります。

自分がいま難しいと感じる動作は、ご高齢の方々が難しいと感じる動作と似ている気がします。
宇宙では地上よりもかなり速いスピードで加齢現象が進行するというのは本当ですね。

土曜日もリハビリですが、日曜はお休みを頂けるとのこと。
久しぶりの休みはゆっくり休みたいと思います(^^)v

皆さんもどうぞ良い週末を♪



 
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