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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士、実験や船外活動準備を実施(2012年10月22日)

10月19日、星出宇宙飛行士は、日本の実験に関わる作業や船外活動(Extravehicular Activity: EVA)の準備を行いました。

実験準備を行う星出宇宙飛行士(星出宇宙飛行士のツイッターより)。Tシャツは公募で選ばれたデザインのものを着用。

「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析(Medaka Osteoclast)」実験の準備のため、水棲生物実験装置(Aquatic Habitat: AQH)が取り付けられた「きぼう」日本実験棟の多目的実験ラック(Multipurpose Small Payload Rack: MSPR)のビデオ・録画圧縮ユニット、マルチプロトコルコンバータやハブなど、各コンポーネントの起動確認を行いました。飼育するメダカは、日本時間10月23日午後7時51分に打ち上げ予定のソユーズTMA-06M宇宙船(32S)にて運ばれます。

「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析(Medaka Osteoclast)」実験
ソユーズ宇宙船による国際宇宙ステーションへのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(32S)

生命科学実験「植物の抗重力反応機構-シグナル変換・伝達から応答まで(Resist Tubule)」で、発芽させるために10月15日に冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管していたシロイヌナズナの種が入れられた容器を細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に移す作業を行いました。

この実験では、微小重力下で生育させたシロイヌナズナを、地上あるいは宇宙の疑似重力環境下で生育させたものと比較して、その成長の様子から、遺伝子の働きや細胞内の変化に至るまでを詳しく調べます。

星出宇宙飛行士は、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士とともに、計画されているEVA(US EVA20)に向け、セルフレスキュー用推進装置(Simplified Aid For EVA Rescue: SAFER)の機能確認を行いました。SAFERは、EVA中の宇宙飛行士が誤って宇宙空間に放り出された場合などに、自ら飛行して宇宙船に帰還できるための小型の推進装置で、宇宙服の背中の生命維持装置下部に取り付けられています。

また、着用する船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の充電式バッテリ装置(Rechargeable EVA Battery Assembly: REBA)をEMUに設置しました。地上のEVA20の専門家と手順についての打ち合わせを行いました。

その他、放射線環境モニタ(Radiation Environment Monitor: REM)の点検を行い、船内各所のコンピュータとの接続やデータが適切に取得できているかの確認を行ったほか、欧州宇宙機関(ESA)の3Dカメラ(Erasmus Recording Binocular 2: ERB-2)に新しいハードディスクドライブを挿入しました。ERBは、135分の高画質録画撮影ができます。

10月20日は、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の保全作業を行ったほか、AQHの地上からの遠隔操作による機能確認をサポートし、MSPRの各構成品の電源を切りました。

また、来週のISSでの活動計画内容や確認すべき点について、ウィリアムズ、ユーリ・マレンチェンコ宇宙飛行士とともに、ヒューストンのミッション・コントロール・センター(MCC)およびモスクワのツープ(TsUP)管制センターのタイムライン・プランナとSバンド音声通信で会議を行いました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時 (日本時間-9時間))です。

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