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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

古川聡宇宙飛行士

古川宇宙飛行士の作業状況(2011年11月 9日)

写真:プログレス補給船(45P)が運んできた果物を食べる古川宇宙飛行士(11月3日)(出典:JAXA/NASA)

プログレス補給船(45P)が運んできた果物を食べる古川宇宙飛行士(11月3日)(出典:JAXA/NASA)

11月8日、古川宇宙飛行士は、昨日のNASAの統合的心血管(Integrated Cardiovascular: ICV)実験の開始から24時間が経過したため、データを記録するカードや計測装置のバッテリなどを交換しました。この実験ではあと24時間分のデータ取得を行います。

また、精神運動覚醒検査(Reaction Self Test: RST)を行いました。RSTは国際宇宙ステーション(ISS)滞在中における日々の疲労の影響を調べる実験のために行う検査で、ISSミッション中、特に概日リズムや睡眠時間の制限、長時間勤務シフトなどに影響される注意力などの神経行動の変化、精神運動の速度、状態の安定性、衝動性などが客観的に評価されます。検査は5分間のテストで、1日に2度、起床後と就寝前に行います。

この日は、船内の環境を測定するために、船内のホルムアルデヒドを検出するキット(Formaldehyde Monitoring Kit: FMK)を設置し、サンプル採取を開始しました。FMKは空気の流れに垂直になるよう設置し、2日後に取り外します。

また、船内の空気中に含まれる揮発性有機化合物を検出する装置(Air Quality Monitor: AQM)を起動させ、5時間後に装置を停止しました。NASAは、この装置を米国のクルー健康管理システム(Crew Health Care System: CHeCS)の一環として使用するため、まず数ヶ月間使用し、評価する予定です。

さらに、AQMと連動して、新たにサンプル回収容器(Grab Sample Containers: GSC)を使用した空気サンプルの採取も行いました。

船内の水の分析作業として、有機炭素分析器(Total Organic Carbon Analyzer: TOCA II)を使用し、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の水サンプルの採取を行いました。分析結果はコンピュータを通して地上に送信されます。

また、船内LANの軌道上通信アダプタ用のルータとして使用するラップトップコンピュータのセットアップを行いました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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