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シグナス補給船によるISSへの補給フライト

シグナス補給船運用9号機(OA-9)ミッション

最終更新日: 2018年7月31日

SSRMSから放出されたシグナス補給船運用9号機(OA-9)(出典:JAXA/NASA)

シグナス補給船運用9号機(OA-9)は、日本時間7月15日午後9時37分(米国中部夏時間7月15日午前7時37分)、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System:SSRMS)から放出され、ISSを離脱しました。この後、OA-9は、飛行を続けながら軌道上実験などを行い、米国時間7月30日に軌道離脱噴射を行って大気圏に再突入しました。

OA-9ミッション概要 [PDF:0.99MB]

飛行概要

シグナス補給船運用9号機(OA-9)ミッションは、オービタルATK社(Orbital ATK Inc.)のシグナス補給船を打ち上げ、ISSの「ユニティ」(第1結合部)に結合させ、物資を補給するフライトです。

OA-9の打上げは、当初、日本時間5月20日午後6時04分(米国東部夏時間5月20日午前5時04分)に予定されていましたが、打上げ前の点検作業と天候の影響により、日本時間5月21日午後5時39分(米国東部夏時間5月21日午前4時39分)に延期さ れました。
打ち上げ前には気象条件の良いタイミングを狙うため、打ち上げウインドウの5分間を使って44分まで延期することにし、日本時間5月21日午後5時44分(米国東部夏時間5月21日午前4時44分)に米国バージニア州NASAワロップス飛 行施設より打ち上げられました。

OA-9は、その後、日本時間5月24日午後6時26分(米国中部夏時間5月24日午前4時26分)にISSのロボットアーム(SSRMS)により把持され、同日午後9時13分(同日午前7時13分)にISSへ結合されました。

打上げ物資

OA-9ミッションでは、食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器など、約3,350kgの物資をISSに運びます。物資には、以下に示すJAXA関連の実験用品が含まれます。

飛行計画

OA-9ミッション飛行計画(2018年7月31日現在)
打上げ日時 2018年5月21日午後5時44分(日本時間)
2018年5月21日午前4時44分(米国東部夏時間)
射場 米国バージニア州NASAワロップス飛行施設
Mid-Atlantic Regional Spaceport(MARS)Pad-0A
使用ロケット アンタレス230ロケット
重量 搭載品合計約3,350kg
SSRMSによる把持日時 2018年5月24日午後6時26分(日本時間)
2018年5月24日午前4時26分(米国中部夏時間)
ISSへの結合日時 2018年5月24日午後9時13分(日本時間)
2018年5月24日午前7時13分(米国中部夏時間)
ISS分離日時 2018年7月15日午後9時37分(日本時間)
2018年7月15日午前7時37分(米国中部夏時間)
再突入日時 2018年7月31日午前6時17分(日本時間)
2018年7月30日午後4時17分(米国中部夏時間)

OA-9結合後のISSの形状

OA-9は、「ユニティ」(第1結合部)の地球側ポートに結合されました。

OA-9結合後のISSのイメージ

OA-9結合後のISSのイメージ(出典:JAXA/NASA)

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