
欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)による国際宇宙ステーション(ISS)への補給フライトは、欧州宇宙機関(ESA)が開発する無人の輸送機、ATVを打ち上げ、ISSへ補給物資を運搬するミッションです。
軌道上を飛行するATVのイメージ(©ESA/D.Ducros)
ATVは、約17ヶ月間隔で順次打ち上げられる予定です。
| ミッション名 | 打上げ日時 | ISSとのドッキング日時 | ISSからの分離日時 |
|---|---|---|---|
| ATV3 | 2012年3月23日午後1時34分 | 2012年3月29日午前7時31分 | 調整中 |
| ATV2 | 2011年2月17日午前6時50分 | 2011年2月25日午前0時59分 | 2011年6月20日午後11時46分 |
| ATV1 | 2008年3月9日午後1時03分 | 2008年4月3日午後11時45分 | 2008年9月6日午前6時29分 |
※特に断りのない限り、日時は日本時間です。
ATVは、水、空気、酸素、推進剤、与圧貨物などをISSへ定期的に運搬することを目的とした、欧州宇宙機関(ESA)が開発する無人の輸送機です。
©ESA/D.Ducros
| 項目 | 仕様 | |
|---|---|---|
| 大きさ | 全長 | 9.794m |
| 直径 | 4.48m | |
| 太陽電池パネル含めた全幅 | 22.281m | |
| 打上げ時の最大重量 | 20,750kg | |
| 補給品の搭載能力 (計7,667kg) |
水の最大重量 | 840kg |
| 空気(酸素、窒素、空気)の最大重量 | 100kg | |
| ISSへの補給用推進剤の最大重量 | 860kg | |
| リブースト用の推進剤の最大重量 | 4,700kg | |
| 上記補給品を除くドライカーゴ(乾貨物)の重量 | 1,500~5,500 kg | |
| 不要品の搭載能力 | 6,300kg | |
ATVはアリアン5ロケットにより、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地から打ち上げられます。
アリアン5ロケット
(©ESA /CNES/
Arianespace/
Photo optique video du CSG)
打上げ
(©ESA /CNES/
Arianespace/
Photo optique video du CSG)
ISSへ後方より接近し、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートへ自動でドッキングします。
ISSに滞在しているクルーがATV内に入り、運搬された物資の移送作業を行います。また、ドッキング中には、ATVに搭載している推進剤を使用してISSのリブースト(軌道上昇)を行うとともに、ISSの姿勢制御を行います。ATVは約6ヶ月間、ISSにドッキングしたままの状態になります。
ISSへの物資補給を終えた後は、ISSの不要品を搭載してISSから分離し、大気圏へ再突入して投棄されます。
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