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NASAステータスレポート
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飛行5日目
STS-112NASAステータスレポート#09
ミッションコントロールセンター
2002年10月11日(金) 午後7時00分(米国中部夏時間)
2002年10月12日(土) 午前9時00分(日本時間)

 

大変忙しかった昨日を終え、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、本日は数時間の休息をとりました。そして明日、米国中部夏時間10月12日午前9時41分(日本時間10月12日午後11時41分)から予定されている2回目の船外活動に備えた作業や、両宇宙機の間での物資の移送作業を行いました。

クルーは、いくつかの実験装置を両宇宙機の間で、移動しました。実験を終えた装置は地球に持ち帰るためにアトランティス号に回収され、新たに使われる実験装置はISSに運ばれて設置されました。地球に持ち帰るためにISSからアトランティス号へ運ばれたものの中には、微小重力環境下での人間の肝臓細胞の機能を研究するための肝臓の細胞組織も含まれています。微小重力環境下で高品質なタンパク質結晶を成長させるための、NASAマーシャル宇宙飛行センターのタンパク質結晶成長装置(PCG-STES)は、ISSに新しいものが運ばれると共に、実験を終えたものがアトランティス号に回収されました。また、水を入れた容器7個もISSに搬入されました。

アトランティス号のコマンダーのジェフリー・アッシュビーは、10月11日の夜にアトランティス号からISSに約6.7kgの窒素ガスの補給を開始しました。飛行8日目までに、さらに約15.7kgが補給される予定です。

STS-112の船外活動クルー、デイヴィッド・ウルフとピアース・セラーズは、パイロットのパメラ・アン・メルロイの助けを借りて10月12日の船外活動の準備を行いました。彼らは、宇宙服への水の再充填、工具の設定、エアロックの準備を行いました。

本日は、船外活動を行わない日であったため、彼らが経験したことを報道機関が生中継で伝える時間が与えられました。STS-112のミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)サンドラ・マグナス、ウォルフ、セラーズは昨日の船外活動や、初めての宇宙経験についてCBSラジオネットワークおよび、CNNとインタビューを行いました。また、ロシア人のコマンダーであるワレリー・コルズンと、第5次長期滞在クルーでフライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフと、STS-112のMSであるフョードル・ユールチキンは、ロシアのいくつかの報道機関とのインタビューに参加しました。

今晩、就寝する少し前に、クルーは明日の船外活動の手順書の確認を行いました。船外活動を行うクルーの役割は交代されて、今回はセラーズがロボットアームの先端に乗り、ウォルフはISSにテザーで固定してはいますが浮遊状態のままで作業を行います。彼らは、配線を接続し、2個目のカメラを今回はデスティニー(米国実験棟)に設置する予定です。また、アンモニア配管の着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)に機能改修用の器具 (Spool Positioning Devices:SPD)を取り付け、ラジエータを打上げ時に固定していた器具を解除する予定です。

1日を終え、クルーはズヴェズダ(ロシアのサービスモジュール)で一緒に食事を行いました。起床時間は、10月12日 午前4時16分(同10月12日午後6時16分)の予定です。

次のステータスレポートは10月12日の朝(同10月12日の夜)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-09.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月15日

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