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高圧ガスタンク(HPGT)の取付け


高圧ガスタンク取付のイメージ
( 絵をクリックするとムービーを再生します。
)

 高圧ガスタンク(HPGT:High Pressure Gas Tank)は4基あり、第2回目と第3回目の船外活動で2基づつ、エアロックの外壁に取り付けられます。各船外活動では次のようにして取り付け作業をおこないます。

 船外活動クルーがスペースシャトルの貨物室の輸送台(SLDP:Spacelab Logistics Double Pallet)にHPGTを固定している掛け金(latch)をはずすと、国際宇宙ステーション(ISS)第2次長期滞在クルーのスーザン・ヘルムズがISSのロボットアームを操作してHPGTを、エアロック上の取り付け場所の近くまで移動させます。ここから船外活動クルーも手を添えてHPGTを移動し、掛け金(latch)によりエアロックの装備ロックの外壁に取り付けます。これを2回繰り返します。

 続いて2基のHPGTのケースの扉を開いてタンクに接続しているホースを引き出し、これをエアロックの所定の場所に接続します。ホースのバルブを開いて圧力をかけ、ホースが正常に接続されていることを確認してからバルブを開放しておきます。これにより第2回船外活動終了時には、酸素ガスと窒素ガスをISS自身が供給できることになり、スペースシャトルが結合していなくてもISSをベースとする船外活動を実施することが可能となります。


最終更新日:2001年 7月5日

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