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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#20
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 17日(土)午前 6時(米国中部標準時間)
2001年 2月 17日(土)午後 9時(日本時間)

 

アトランティス号の宇宙飛行士たちは国際宇宙ステーション(ISS)から遠ざかりながら、日曜日(日本時間月曜日早朝)に予定されているケネディ宇宙センターへの帰還の準備にとりかかっています。

コマンダーのケン・コックレル、パイロットのマーク・ポランスキー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマーシャ・アイビンス、トム・ジョーンズ、ボブ・カービームは、米国中部標準時間2月17日午前4時13分(日本時間2月17日午後7時13分)に起床し、宇宙で過ごす最後の丸1日を開始しました。本日は、装置や工具の片づけ、着陸前に実施することになっているアトランティス号のシステム点検などをする予定です。

起床の頃、シャトルの5人の宇宙飛行士たちはISSの前方約126マイル(約203km)付近を飛行中で、地球1周回毎にその距離を約8マイル(約12.9km)ずつ開いていました。ISSでは第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフが、週末の休暇でくつろいでいます。来週は実験棟デスティニーのシステムを起動する作業をさらに進めたり、モスクワ時間で来週の日曜日に予定されている、ソユーズ宇宙船をズヴェズダのドッキングポートから分離してザーリャの地球側のドッキングポートに移動させる計画を進めたりする予定です。アトランティス号が離れていったのでシェパード、ギドゼンコ、クリカレフの3人は通常の運用状態に戻り、本日は米国中部標準時間の真夜中に起床して、宇宙での109日目の活動を開始しました。3人は午後3時30分(同2月18日午前6時30分)に就寝する予定です。

本日、コックレル、ポランスキー、そしてアイビンスは、アトランティス号の3基の油圧ユニットのテストをしてから、可動翼(昇降舵、方向舵)のテストを実施します。また姿勢制御用(RCS)ジェットのバルブの点検も行いますが、これらのバルブはISSの軌道高度を上昇させるリブースト制御で何度も問題なく使用してきたので、通常行っているような噴射試験は実施しません。アトランティス号のクルーは昼食前に、軌道離脱と大気圏再突入の手順を点検し、午後は船室内の片づけや運動などを行うことにしています。

宇宙飛行士たちは前日までよりも30分早く、午後7時43分(同2月17日午前10時43分)に就寝する予定です。

ケネディ宇宙センターの日曜日の天気は、着陸用の滑走路付近で突風が吹くことはあるが、おおむね良好と予報されています。アトランティス号が日曜日にフロリダへ着陸できる機会は、午前11時53分(同2月19日午前2時53分)と、1周回後の午後1時28分(同2月19日午前4時28分)の2回です。

アトランティス号とISSは、全てのシステムが良好な状態で地球を周回しています。次のステータスレポートは今夜午後7時(同2月18日午前10時)、あるいは状況に応じて発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-20.html

最終更新日:2001年 2月 18日

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