このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#17
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 15日(木)午後 7時(米国中部標準時間)
2001年 2月 16日(金)午前10時(日本時間)

 

スペースシャトルアトランティス号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、本日は共同で作業する最後の1日を、約1.5トンの物資をISSに搬入する作業を終了させたり、ISSに取り付けた実験棟デスティニー内での作業を完了させたり、金曜日にシャトルがISSから分離するための準備をするなどの作業をしました。

アトランティス号のコマンダーのケン・コックレルは、シャトルのスラスタを少しずつ噴射させて軌道高度を高くするという、この飛行4回目で最後の制御を実施しました。明日アトランティス号がISSから分離するとき、ISSの高度はアトランティス号が到着したときよりも約16マイル(約25.7km)高くなっている予定です。

この飛行中、クルーは合計3,000ポンド(約1,350kg)の、飲料水、食料、予備の部品、予備のロシア製の二酸化炭素除去システム、予備のコンピュータ、衣服、映画など、装置や補給品をアトランティス号からISSに搬入しました。ISSからアトランティス号へは約850ポンド(約382kg)の使用済みバッテリ、不要となった梱包部材、空の食料容器などのゴミを搬出しました。

3回実施した船外活動では、16トンもの実験棟デスティニーとこれに付随する装置の他に、ジョーンズとカービームは合計約350ポンド(約158kg)におよぶ、予備の通信アンテナや、この春打ち上げられる予定のカナダ製のロボットアーム取り付け部などの装置を、ISSに取り付けました。

ISSのジャイロスコープ-は4基のうちの1基が自動的に短時間オフラインにされはしましたが、本日もISSの姿勢制御を続けています。姿勢を維持するのには4基のうち2基が作動していればよいので、この件はISSの姿勢制御には全く影響はありませんでした。オフラインにされたジャイロスコープはすぐに運用回転速度である毎分6,600回転に戻りました。このジャイロスコープはフライト・コントローラが状況を分析しているのでまだオフラインにしてありますが、完全な状態で作動しているようです。これは運用を間もなく開始する妨げになるような問題ではないと考えられています。

ISSとシャトルのクルーは両宇宙船間のハッチを開いたままにして最後の夜を過ごし、明日、別れを告げた後、午前6時18分(同2月16日午後9時18分)にハッチを閉鎖する予定です。アトランティス号は、西部太平洋上ニューギニアの北東部上空237マイル(約381km)を飛行中の午前8時6分(同2月16日午後11時6分)に、ISSから分離する予定です。ISSの真下にある地球側のドッキングポートから分離した後、ISSから約450フィート(約137m)以内のところをその真上まで移動しながらISSの周囲を半周します。午前8時47分(同2月16日午後11時47分)頃アトランティス号はエンジンを噴射してISSから離れていきます。ケネディ宇宙センターには日曜日の正午前に帰還する予定です。

シャトルとISSのクルーは午後8時13分(同2月16日午前11時13分)に就寝する予定です。シャトルのクルーは金曜日午前4時13分(同2月16日午後7時13分)に起床し、ISSのクルーはその約30分後に起床する予定です。次のステータスレポートは金曜日午前5時(同2月16日午後8時)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-17.html

最終更新日:2001年 2月 16日

JAXAトップページへサイトポリシー