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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#16
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 15日(木)午前 6時(米国中部標準時間)
2001年 2月 15日(木)午後 9時(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)とアトランティス号の双方のクルーが共同で作業をする最後の1日、8人の宇宙旅行者は補給品や装置などをISSに搬入する作業を引き続き行い、金曜日午前のISSからの分離に備えます。

アトランティス号の宇宙飛行士たちは米国中部標準時間2月15日午前4時(日本時間2月15日午後7時)過ぎに起床し、宇宙での9日目を開始しました。

本日ISSに搬入する物品はポータブル・コンピュータの交換用ハードディスクドライブ、トム・ジョーンズが3回の船外活動で使用した宇宙服、第1次長期滞在クルーのコマンダー、ビル・シェパードに届けるねじ回し、ボルト、テープ、プリンタ用紙などの追加の工具や補給品などです。ジョーンズの宇宙服はISSを訪問中のシャトルのクルーが使用したり、間もなく取り付けられる予定の米国のエアロックが到着した後にISSをベースとして実施する船外活動で使用する予定です。

コマンダーのケン・コックレルとパイロットのマーク・ポランスキーは再びアトランティス号のスラスタの一連の噴射を2回実施して、ISSの軌道高度をゆっくりと上昇させる追加のリブースト制御を行います。本日の噴射は6回目と7回目のもので、これによりISSの軌道高度はさらに5マイル高くなる予定です。アトランティス号がISSから離れる時、ISSの高度は今回シャトルがISSに到着したときよりも約16マイル(約25.7km)高くなっている予定です。

コックレル、ジョーンズ、ボブ・カービームは午前7時49分(同2月15日午後10時49分)に仕事の手を休め、メリーランド科学センターに集まったボルティモアの小中学校の生徒たちと対話する予定です。これに続き、ISSとシャトルのクルー全員で、午後12時37分(2月16日午前3時37分)からの40分間にわたる米国とロシアのニュースメディアとの記者会見に臨む予定です。

アトランティス号はISSから2月16日金曜日午前8時(同2月16日午後11時)過ぎにISSから分離する予定ですが、カービーム、ジョーンズ、マーシャ・アイビンスは分離の際に使用する、ランデブー用のツールを点検することにしています。分離の際は、ポランスキーがゆっくりとアトランティス号をISSから後退させ、続いてISSの周囲を半周するフライアラウンドを実施します。このフライアラウンドの間に宇宙飛行士たちは拡張されたばかりのISSを詳細に写真撮影したり、ビデオ撮影をしたりします。ISSとアトランティス号間のハッチは金曜日早く(同金曜日夜)に双方のクルーが挨拶を交わした後、最終的に閉鎖される予定です。

一方ヒューストンのフライト・コントローラたちはデスティニーの各システムを検査し、空気浄化ラックの二酸化炭素除去システムのポンプに不具合がある他は良好であると報告しています。このポンプの不具合の調査が行われていますが、今のところこのラックを使う必要はありませんし、コントローラたちは、この問題は間もなく解決するものと考えています。

第1次長期滞在クルーの、シェパード、ユーリ・ギドゼンコ、セルゲイ・クリカレフは、アトランティス号の宇宙飛行士たちと協力して物品搬入の作業をしたり、ISSでの生活の様子をIMAXカメラで撮影したりする予定です。

アトランティス号とISSのシステムは正常に機能しており、地球を237マイル(約381km)の高度で周回しています。次のステータスレポートは午後7時(同2月16日午前10時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-16.html

最終更新日:2001年 2月16日


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