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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#10
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 12日(月)午前 6時(米国中部標準時間)
2001年 2月 12日(月)午後 9時(日本時間)

 

トム・ジョーンズとボブ・カービーム両宇宙飛行士はアトランティス号と国際宇宙ステーションの船外活動を再度実施します。

コマンダーのケン・コックレル、パイロットのマーク・ポランスキー、ミッションスペシャリストのマーシャ・アイビンス、ジョーンズ、そしてカービームは、米国中部標準時間2月12日午前4時(日本時間2月12日午後7時)過ぎにフランク・シナトラの曲「Fly Me to the Moon」で目覚め、ジョーンズとカービームは午前9時40分(同2月13日午前0時40分)頃から予定されている、2回目の船外活動のための宇宙服装着の準備に取りかかりました。STS-98では合計3回の船外活動が予定されています。

ジョーンズとカービームは、ISSのZ1トラスに仮置きしてあったドッキングアダプタ(PMA-2)を、取り付けたばかりの実験棟デスティニーの前の部分に移動するためにアイビンスがシャトルのロボットアームの操作を開始する直前に、アトランティス号のペイロードベイに出ていく予定です。PMA-2がデスティニーに取り付けられると、今後のほとんどのミッションでシャトルがここにドッキングすることになります。PMA-2の移設が終わるとジョーンズとカービームはISSにロボットアーム(SSRMS)を取り付けるための装置(PDGF)と、ビデオ変換ユニットをデスティニーの外壁に取り付けます。これはSTS-100ミッションで4月に打ち上げる、カナダの製作したSSRMSを取り付けるための準備として実施するものです。

船外活動が進行する中、第1次長期滞在クルーの、ビル・シェパード、ユーリ・ギドゼンコ、セルゲイ・クリカレフは、デスティニー内部で空気浄化ラックなどのシステムの起動作業を引き続き行います。このシステムはISS内部の空気浄化を行うシステムですが、ズヴェズダに設置してあるロシアの二酸化炭素除去システム「ヴォズドゥク」と並行して運用する予定です。

本日午後遅くに船外活動が終了すると、フライト・コントローラたちはデスティニーのコンピュータに対して、Z1トラスに設置された4基の大型のジャイロスコープをスピンアップするコマンドの送信を開始する予定です。この装置はコントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)と呼ばれ、モーターを高速回転させてISSの姿勢を制御するものですが、ISSのロシア側から米国側へとISSのコマンド&コントロールを伝達する機器になるとともに、ISSの姿勢維持に消費する貴重な推進剤を節約することができます。CMGのテストはこの飛行期間中続けれられます。

アトランティス号とISSのすべてのシステムの状態は良好で、現在224マイル(約360km)の高度を周回しています。次のステータスレポートは午後7時(同2月13日午前10時)頃、または必要であればそれ以前にも発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-10.html

最終更新日:2001年 2月 13日

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